2023年6月22日木曜日

次期衆院選は野党統一候補より非自民候補で議席数拮抗を

新聞報道によると立憲の小沢氏ら15人が、政策グループ「一清会」を立ち上げ、野党が候補者を一本化で擁立し3度目の政権交代を目指すという。 今の立憲の泉代表は他党との選挙協力に消極的とみているようだ。

あの時の夢をもう一度と言うことだろうが、小沢さんでまとめ上げることができるのだろうか。折角政権交代しても実力者の小沢さんが政権を振り回す権力の二重構造で弱体化、自ら潰したのではないか。そんな小沢さんに誰が期待するのか。

今、ロシアのウクライナ侵攻、中国の覇権による勢力拡大に日米欧が結束してけん制、肝心の米中関係も改善の道は遠い。国内の政治経済でも一瞬の政治空白も許されないのだ。むしろ自民一強政権でなりふり構わぬ政治をやられるよりも国会での議席数拮抗で緊張感のある政策論議をやるべきではないか。

21日に通常国会が閉会した。防衛政策、原発再稼働、少子高齢化対策そしてそれらの政策推進に関わる財源問題など十分に議論されず、党首討論だって一度の実施されていない。マイナカードは不祥事続出、LGBTでは参院委員会での採決時に委員長席で久しぶりに乱闘騒ぎとなった。

すべてが政権与党の思い通りの国会運営軽視によるのではないか。このままでは国民の信を失うばかりだ。岸田政権への信を早いうちの解散総選挙が必要だ。

真面な国民は「これでいいのか」と思っているだろうが、新聞の世論調査では支持政党、比例区での投票先の設問では自民党が圧倒的に高く30~35%だが、日建、維新、国民、共産などの野党は3~5~10%台で合計しても自民の半分以下だ。

立憲は不信任決議案を提案するも孤立している。国民民主などに統一候補を提案しているが国民民主は応じない。維新の会だって関西から全国に勢力を伸ばそうとしているが、今回の東京都大田区の補欠選挙で2人定員で6人が立候補したが、維新の会は当選しなかった。野党第一党を目指すというが出来るか。

立憲民主が触手を延ばす国民民主も保守的傾向が強い。自民党に抱き込まれる感じだ。何故、民主党で共存していたのか不思議だ。

私はもっと民主党政権時のプライドを持てと言いたい。不幸な出来事はあったが、決して間違ってはいなかった。むしろ自民党政権より成績は良かったのではないか。

一気に野党統一候補擁立は無理だ。野党ががんばって非自民候補を擁立し議席を増やしていくしかないのではないか。



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