金融政策の正常化に向け日銀、市場そして政府にそれぞれの思惑があるのか。0~0.1%のゼロ金利に近い利上げではどうしようもないと思うが長期金利は1%を超えたというから市場は動いているのか。金利の上げ下げで景気を調整する日銀の政策も0~0.1%ではあまり役立たないと思っていた。
市場は、決定会合のあるたびに利上げを予測して動くが日銀の現状維持的判断にがっかりしている。
足元は円安で信任は揺らいでいるといると、早期の正常化を訴える。「利上げしろ」というのだ。市場が利上げを期待しているのだから「日銀にとってはチャンス」と思うのだが、日銀の動きは鈍い。
日銀の関係者は2%が安定的持続的であることが確信できるまでは、「ゆっくりしたペースで調整すべき」だという。急激な利上げはどんな状況をもたらすか、しっかり検討しているのか。大量の国債と株を買い込んでいる。利上げは市場価格下落に英子ゆする。
ETFの含み益は37兆円、毎年1.2兆円の運用益を出しているが、これは一般財源で使用しているらしい。市場に放出するにはどうすればいいのか。
国債保有は590兆円、金利が上昇し国債の市場価格が下落評価損が9.4兆円になるという。
0~0.1%から0.6%に利上げすると日銀は経常赤字になり、2.8%では債務超過となるらしい。財務悪化に向けて引当金9227億円を計上したという。
正常化を急げの市場vsゆっくりの日銀。
処で政府はどうなのか。円の急激な変動には果敢に対応するという。選挙がらみもあり利上げには否定的か。利上げすれば物価は下がる。脱デフレ宣言もできない。
日銀、市場そして政府にそれぞれ思惑がありそうだが、ここは賢いAIで分析してみてはどうか。金融政策の正常化が国民生活に及ぼす影響について。
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