2025年2月1日土曜日

今日の新聞を読んで:「衛星から見た 温暖化リスク」 モンゴルを見習え

 

朝日新聞 2025.1.31
衛星から見た 温暖化リスク
GOSATでCO2,メタン濃度測定

地球温暖化対策は各国の経済事情もありなかなか対策が進まない。排出量第2位のアメリカはCOPから離脱、第1位の中国は新興国並みの削減率を主張、さらに新興国は先進国に経済支援を要求する。アメリカは不公平という。

産業革命前より1.5℃の上昇に抑える計画だが、既に1.6℃上昇したという。

平均気温、CO2, メタン濃度の測定はどうなっているのか。今、CO2, メタンの観測を専門にするJAXAの衛星GOSATが宇宙から濃度を測定するというのだ。

それによるとCO2は10~23年 で年平均2.3PPM、23~24年で年3.5PPM上昇しているという。メタンは14年間で7%上昇だ。

さらにGOSATを使った排出量の推計では09~20年のロシアのメタン年間排出量は公表値の2.4倍、09~22年の中国のCO2濃度の年間増加量は公表値の1.5~3倍という。

各国が算出した削減量では改善が不可能なのだ。

ところが中央大の渡辺教授がGOSATのデータからモンゴルのCO2排出量を正確に推計する技術を開発したという。モンゴル政府は23年の報告書に衛星データを盛り込んだというのだ。

世界各国がモンゴルに見習うべきだ。

さらには、CO2,メタンの漏出個所の監視にも使えるそうだ。期待推したい。



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