新聞報道で7日に日米首脳会談を予定しているという。石破総理にとっては願っていたことが実現するのだ。どういう展開になるのか分からないが、 「お土産外交」「願い事」は控えめに、日本の考えをしっかり伝えるべきだ。
宮澤さんのように英語に達者なら不便はないと思うだろうが、逆だ。通訳を介して考える時間を確保することが大事なのだ。
トランプ大統領は就任前からいろんな発言をしている。何を言ってくるかはある程度想像できる。
122兆円にも及ぶアメリカの貿易赤字の解消だ。日本はどのくらいの対米貿易黒字か知らないが、関税の話が出るか。
防衛費の増額は出るだろう。GDPの2~3%を予定しているらしいが、日本は在沖縄海兵隊でアメリカの海兵隊組織を維持する大きな役目を追っている。駐留米軍は対中、対ソの重要な前線基地だ。辺野古移設工事も進めている。十分に役目を果たしていることを伝えるべきだ。このまま維持するには地位協定の見直しも必要だ。
日米同盟の強化は自民党政権にとっては重要だが、尖閣諸島問題にどう対応するか。首脳会談をしても中国の侵犯行為は改善しない。
為替、物価高も重要なテーマだ。トランプ大統領は国民を守ると「米国第一」を掲げるが、日本だって「日本第一」だ。
トランプ大統領はバイデン前大統領の民主党政権の国際協調路線に反対だが、日本は国際協調に努力する必要がある。地球温暖化対策、WHO, 対外支援策に反対しているが翻意させるべきだ。
安倍政権のような「お土産外交」でトランプ氏の機嫌を取ることは止めてほしい。日本の国益を害するだけだ。
限られた時間の会談だ。日本の考え、石破さんの考えをできるだけ伝えることに注力すべきだ。
[後記]
アメリカからの情報によるとトランプ大統領は「向こうから会いたい」と言ってきた。「楽しみのしている」と言い、安倍さんとの親しさを強調している。
疑うのは、安倍さんのように「お土産」を期待しているのではないか。そこのところを事務局は今の日本は脱安倍であることをしっかり説明しておくことではないか。
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