2025年2月28日金曜日

米はロシアに「敗北」:威勢にいいことを言うトランプもプーチンには勝てない?

仏人類学者で歴史家であり「西洋の敗北」を著したエマニュエル・トッド氏が言おう。「米国はロシアに対して「敗北者」、ウクライナ和平では勝てない」と。

ウクライナ侵攻ではロシアに経済制裁をかしたが失敗、米国が支援した軍事作戦も失敗という。

確かに経済制裁でもロシアは変わらない生活ができている。大きな変化がないから国民はプーチンを信頼している。しかし西洋諸国の軍事支援と比べて米国の軍事作戦は失敗している。

米国提供の兵器もロシアまで攻撃できない能力しか提供せず、プーチンの機嫌を損ねると世界大戦まで発展することを危惧して最後まで最新式の兵器は提供しなかったことが戦況をぐずつかす要因にもなっている。

今、トランプ大統領は「アメリカ第一」を謳い保護主義に走っているが、トッド氏は「米国は国内産御油㋾再建できない」という。米国が今まで反映したことはドルが基軸通貨であり、国外の産業や労働力に頼っていた。トランプ大統領の保護主義は成功しないというのだ。

トランプ大統領はプーチンの好むような発言をして米ロ首脳会談にプーチンを引っ張り出そうと考えているようだが、決してロシア寄りでもない。

ウクライナに支援の見返りに鉱物資源協定に合意の動きが出てくると、ウクライナの安全保障と、ロシアが占領した領地を取り戻すとの言い出した。

ウクライナ国内で米軍が産御油活動することはロシアをけん制することにもなり安全保障になると言うのだ。

トランプ大統領のその時の発言に右往左往してはいけない。米国の今後を冷静にみることが必要という。

 

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