2025年10月19日日曜日

落ち目の維新の会の起死回生策:議員定数削減と遠藤・首相補佐官人事

 急遽、自民と維新の会が手を携えることのなったらしい。これにより自民党が単独で政策を決めているという批判はかわせる。自民の高市さんは入閣を希望しているが、それだと「見え見え」と批判されることを維新の会は嫌った。

入閣し責任を持つのではなく、閣外協力として遠藤さんが首相秘書官に付いた。普通だと側近を採用する部署と思うが、遠藤さんは高市さんとどういう関係にあるのか。

高市政権は短命政権という見方が強い。入閣してもすぐにお払い箱では士気にもかかわる。

また、政策推進のための維新の会の与党よりとも見えるが、自民党は約束を破ることを繰り返している。

今回、企業団体献金廃止、消費税ゼロ問題も自民党が飲める政策ではない。維新の会は副首都構想b、社会保険料問題を掲げていたが、ここにきて議員定数削減案を提案してきた。臨時国会で提案しろというのだ。

維新の会は大阪で議員定数削減を実施し、政治改革は維新の会の1丁目一番地だ。これによって起死回生を図ろうとしていないか。

しかし歴史を見ると自民党は当初賛成しても裏切る経緯がある。野田政権の時に安倍ー野田の党首会談で安倍さんが解散総選挙を問うた時、「政治改革を約束してくれれば明後日解散します」という言質を取り安倍政権になったが、一向に約束は果たされていなかった。

今、高市総裁は首班指名で「高市票」が欲しいために各党に秋波を送っているが、実際に高市政権が発足した時に党内の反対を押しのけて約束を守る心意気があるとは思えない。

維新の会でも約束が違うという意見が出てくるはずだ。ここで国民を裏切ると消滅する維新の会だ。

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