2010年3月8日月曜日

メデイアでの人気が言わしめた「make tanigaki step down」か


今国会の自民党の姿を見ると、予算委員会では年配議員が質問に立ち、中堅議員の活躍の場がなく、フレッシュさが感じられない。「政治とカネ」問題の国会での追及も圧倒的多数を占める民主党に無視されたまま一向に進展しない。党首討論にも迫力を欠き、討論を傍聴していた民主党議員に「変わろうか」とやじられる始末。政策面でも民主党政権に対して「対案」がない・・与党時代は野党に対案がないと批判していたのではないか。

 何とも不甲斐ない自民党である。

 そう言うときに、外国人記者クラブでの舛添さんの「Tanigaki step down」発言が出てきた。メデイアは、早速「谷垣降ろし」ではと騒いだ。

 舛添さんは、総理にさせたい人NO1の人気とメデイアの政界再編にのせられた発言で、メデイアが作り上げた虚像ではないか。

 自民党員の「先の衆院選敗北の要因」アンケートでは、「実力ではなく、人気が高いだけで総裁を選んだ」、「「オレがオレが・・」が多すぎる」が要因の一つとして上がっていた。舛添さんには何故か「ぴったり感」がする。

 今自民党には、「谷垣降ろし」や「政界再編」よりも、団結して「参議院選」を勝ち抜くことではないか。

 世論調査でも、参議院選比例区で投票する政党は民主党25%、自民党22%と接近し、民主党の「政治とカネ」の敵失で、参議院選単独過半数を阻止できる可能性が出てきた。

 これを次のステップにつなげるには、自民党らしいビジョンを発表すべきである。国民の不満が募っている今の民主党がさらけ出していることの逆をやればいい。とは言っても、民主党がそれをやったために、政権与党になって四苦八苦している。

 野党が党内抗争していては政権を取り戻すことは出来ない。現実味のある政策を提言するしか方法はない。

0 件のコメント: