2018年1月15日月曜日

金正恩委員長の真意?:平昌五輪にモランボン楽団では政治色が濃い?

何処まで金正恩委員長に振り回されているのか。平昌五輪に南北統一チーム
構想を打ち出し南にエールを送っているかのように見えるが、背景にモランボン楽団の公演も検討されていることを考えると政治色の臭いがきつい。

韓国の文・大統領は歓迎するようだが、スポーツに政治が絡んで良いのか。おまけに費用だって韓国丸抱えともなるとオリンピック憲章にも違反する。

当初、金委員長のエールを南北融和政策と思っていたかも知れないが、米韓分断の作戦に出た。北は安保理決議、経済制裁などで国内はピンチだ。南は融和政策に出ている。同胞を援助したいのだろう。

文・大統領は南北閣僚級会談で核ミサイル問題に取り組むと言ったために会談がこじれた。

それじゃダメと思ったのか、モランボン楽団の公演の話が出て来たらしい。先に中国でドタキャンした事例があるから今度は本気らしい。芸術団がオリンピックを応援すると試合会場はうるさくなり競技に支障を来す。

思いがけない南北融和にトランプ大統領も様子見か。しばらく軍事行動を控えると言うがオリンピックが終われば元の木阿弥だ。

中国も石油禁輸など経済制裁の完全実行を要求されているし、日本もトランプ大統領と制裁強化の道を進み今、外遊中である。しかしトランプ大統領の今後が読めず日本だけが孤立する危険もある。

今日の夕方のニュースでは南北閣僚会議と言っても北のペースで進んでいるようだ。思うように行かなくなるとスネて自分のペースを取り戻す子供じみた北の外交にはへいこらさせられる。

彼らが願っているのは、金体制を維持し、核ミサイル開発を認め核保有国としてアメリカが認めることか。そして必要な経済援助を約束させることだ。自分勝手で自ら譲歩することはない。


専門家は今の北朝鮮は、昔は工業国で豊かな国だったというが、その面影はない。

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