菅総理が退陣する時がやってきそうだ。先のメデイアの世論調査で内閣支持率33%まで下落、ここでIOCが東京オリンピックに向け「王手」を掛けてくると支持率はさらに下落、30%を割り20%台になると現実味が出てくる。
これでは選挙の勝てないと若手議員、当選回数の少ない議員が騒ぎ出す。さらには二階主導で樹立した菅総理にいい思いを持っていない連中も動くだろう。
自民党の長老はどうするか。
田中角栄氏の「政治とカネ」の問題で信用を落とした自民党が起死回生(?)をかけ、椎名裁定で三木さんを指名したことがある。三木さんは「政治とカネ」問題に果敢に取り組んだが、面白く思わない連中が「三木おろし」に動き、短期政権で終わった例がある。
今回、動くとすると、衆議院議長をやった伊吹さんではないか。伊吹裁定で石破さんか、岸田さんか。岸田さんは先の総裁選で2位につけ最下位を脱した。立候補に意欲もある。ただし人気がない。
一方の石破さんはあまり目立たない。先の選挙で最下位になった時、伊吹さんが「正論を吐くとまずい立場の人間が出てくる。発言には気を付けた方がいい」と石破さんを諭した経緯がある。
その後、石破さんの政権批判は弱まり、最近では政権擁護の発言も目立つ。チャンスを意識しているのか。
もう一つは、どんなことがあっても負け戦、ポスト菅になり手がない。このまま菅継投で選挙に大敗し、与野党拮抗の状態になるか。
これでは堪らないと、親安倍派が安倍再登板を持ちかけるか。これも有力な動きだ。ただ有権者がどう動くか。立憲民主が勢いを取り戻すか。
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