2024年2月5日月曜日

今日の新聞を読んで(664):ウクライナ侵攻は「まるでストーカーみたい」に同感だ

 読売新聞(2024.2.4)のワールド・ビューの「付きまとうウクライナ」の欧州総局長の記事には全く同感である。ロシアがウクライナ侵攻のために国境付近に集結していたころのテレビインタビューで「まるでストーカーに付きまとわれているみたい」と女性が発した言葉だ。

確かにウクライナは元彼のプーチンが元彼女のセレンスキーが経済発展、民主政治を求めてEU, NATO加盟と友人関係を広めていることは危険と感じたのだ。

クリミヤ半島掌握は背系の顰蹙を買ったが、難なくやれたということがプーチンにとってはキーウ陥落に向け軍事行動を起こした。2週間で陥落するはずだったがすでに2年の攻防が続いている。

ウクライナは国連安保理などに仲裁を求めたが、ロシアは拒否権を使い跳ね返した。国連総会でロシア批判決議を勝ち取ったが強制力はない。子供や女性を強制的にロシアに送り込んでいることでICCに訴え、プーチンに逮捕状が出たが、同盟国への出国ができる不便さはあるだろう。

国連やICCの警察的行為にも制限がある。

今、ウクライナは経済支援で米、EUなど先進国の援助を受ける一方、ロシアは中国、北朝鮮まで手を伸ばし、兵員、弾薬、弾頭ミサイルなどの供給を受けている。世界には悪者同士の結託と映る。

しかしこの戦いは、経済、民主政治のウクライナに対する社会主義の戦いだ。ウクライナはEU, NATO加盟を急いでいる。プーチンは国境線が伸びそれだけ国防費がかさむ。経済発展する旧ソ連群がウクライナに続くか。

ところが不安材料も出ている。米大統領選で共和党候補のトランプ氏が出てくると再びトランプ政権の現実味が出てくると、バイデン政権とは真っ向から異なる結果になるかもしれない。

もうこれ以上の混乱は禁物だ。米国民は混乱を期待しているとは思えないが。プーチンのストーカー子ぷ位を止めさせるには米国を始め先進国の一致が大事だ。

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