14日の安倍、橋下会談後の橋下さんの「民主党とは一線を画する」との発言は維新の党は分裂の道しか残されていないと思ったが、安倍―橋下ラインで何をしようとしているのか。橋下さんが引退を宣言したとは言え国会は安保関連法案、派遣法改正など自公vs野党の厳しい状況になった今の会談は憶測を呼ぶ事態になった。
政権と是々非々の対応をしたいと考えている大阪維新の会と松野さんを中心に民主党などとの野党再編を考えるグループとは亀裂が深まる恐れもあるのではないか。今重要法案を抱えて審議中の国会で野党のゴタゴタは好ましくない。
いろんな憶測が流れる中で、15日にはいろんな発言が出ている。菅官房長官は記者団に聞かれて橋下さんの8年間の話をしたが具体的話はなかったと憶測を否定するが、維新の党は安保対案を出すとも言う。自民党は国会審議で修正し維新とも共同提案の形を取るのか。
江田さんは渋い顔をして党として歯止めを崩すことはないと強調した。
困ったものだ。国会議員でもないが維新の会の創業者として権威を保とうとする橋下さん
の発言、行動は公党としての維新の党を混乱に導き、以前の民主党政権時の小沢さんの立場での権力の二重構造の危険がある。
民主党の時は小沢さんの権力の二重構造をメデイアは危惧していたが、維新の党では橋下さんとの権力の二重構造を何故聲髙に懸念しないのか。「橋下さん 橋下さん」と煽てて寧ろ混乱することを狙ってでもいるのかと疑う。
恐らくこんな状況が続けば大阪維新の会は別として国政政党(?)である維新の党は国民の信頼を落としていくだろう。
橋下さんに群れるグループは、まだ橋下さんのカリスマ性、橋下人気に頼って自分たちの政治生命を保持しようとしているのだろうが、いつまでそんな事を考えているのか。橋下さんは8年間で何をやったのか。関西のある人はメデイアで「壊すことはしたが何も作らなかった」と批判しているのを聞いたことがある。
又、安倍さんが内閣の人気取りで閣僚に登用するのではないかという話も出ていた。
でも安倍さんと橋下さんの関係は良好でも自民党との関係は敵ではないのか。大阪選挙区では自民党は維新の会に痛めつけられている。アレルギー反応は大きいはずだ。橋下さんは既成政党には向かない。新興政党の御山の大将で好き勝手なことを言っている分は存在価値があるのだ。
安倍さんはこれから安保関連法制、派遣法改正、経済成長か財政再建か、北朝鮮との拉致問題などで信頼を落とし求心力も失ってくるだろう。
そこに橋下さんのような異端児を抱えていてはうまく行かず尻尾切りをするしかなかろう。
ここは早くすっきりするためにも維新の党は大阪維新の会と松野さん率いる民主党などとの合流あるいは再編グループに分かれるべきだ。
そして民主党も分裂し保守系と組合系とに分かれ保守系は再編グループと一緒になり安倍自民党と対峙するリベラル系政党を樹立すべきではないか。
とにかく旗印を鮮明にすることだ。
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