当然のことだが、安保関連法案は憲法違反と憲法学者から指摘を受けた。自公議員よ!安倍さんの呪縛を解き有権者、支持者と話し合ったらどうか。憲法解釈変更を重ねることで憲法改正回避の荒技に出た安保関連法案も4日の衆院憲法審査会で3人の憲法学者から「憲法違反」と断じられた。
集団的自衛権行使を閣議決定したが立憲主義に反して「違憲」だというのだ。憲法学者でなくてもそう考える正論だろう。
菅官房長官は「私的諮問機関である「安保法制墾」で有識者に議論していただいた」と正当性を主張するが、この種の懇談会では御用学者やYESマンの集まりだから公に議論したことにはならない。
逆に、憲法解釈に関わる最重要議題をこんな会議に安易に諮ること自体が問題ではないか。
それほど安倍政権の憲法観は劣っていると言うべきだろう。
政権は正当性として、新3条件とともに最高裁の砂川判決を論戦に使用するが砂川判決は憲法解釈を変える根拠になると言う説はないようだ。内閣法制局が安倍政権に強要されて出して来た論法なのか。
ここに来て、憲法学者、有識者らが考えを表明しだした。5日までに186人の学識者が「法案廃止」に賛同したという(朝日新聞2015.6.6.)。良い傾向だ。もっと発言すべきではないか。
合憲と主張する憲法学者も発言すべきだ。どういう論法で合憲になるのか、タラタラ屁理屈を並べての合憲論には要注意だ。
私も憲法の解釈見直しを重ねての「違憲」状態には反対だ。憲法改正をすべきであるがそのハードルは高い。それだけ日本国憲法は硬性憲法なのだ。それなりに国民の理解が必要なのだ。
自民党、公明党の議員さんも安倍総理の呪縛を解き地元の有権者、支持者とよく話し合うべきではないか。
そして特別委員会、本会議では党議拘束し強行採決するのではなく議員一人一人が自らの考えで国民の民意を反映できる意思表示をすべきではないか。
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