2015年6月9日火曜日

憲法学者よ 奮い立て:安保関連法案「違憲」で高村、谷垣さんがなりふり構わぬ反論を展開

怒れ憲法学者! 安保関連法案の「違憲」指摘に自民党の高村さん、谷垣さんがなり振り構わぬ反論を展開している。無理を承知で関連法案の成案を目指す自民党に取って先日の参考人による「違憲」判断は相当なショックだったのだ。安倍さんの留守の間に何とか挽回しようと高村副総裁、谷垣幹事長から物議を醸しそうな発言が飛び出した。

8日の民放テレビニュースで、谷垣幹事長は7日の自民党青年局が主催する安全保障関連法や拉致問題を訴える街頭演説で「最高裁の憲法論の枠内でやっている」という意味の発言をしていた。これは最高裁の砂川判決を引用しての発言だと思うが、砂川判決はそういう意味の説ではないというのが一般的だ。

その根底には、7日に自民党が「違憲]に反論する文書を配布し、「憲法判断の最高の権威は最高裁」と明記し1959年の最高裁の砂川事件判決を引用し「集団的自衛権の行使は憲法に反するものではない」という強引な論理だ。

自民党の論理に無理があることは多くの憲法学者の指摘する点だ。。

更に高村副総裁がまた失言(?)した。民放ニュースで「国民の命と生活を守るのは政治家であって憲法学者ではない」というのだ。

確かに今まで憲法学者の存在感は薄かった。でも行政、立法は憲法規範に反することやってはいけない。政治家も憲法の趣旨に反することはやってはいけないのだ。

ところが今は、安保関連法案で憲法を論じていないか。安倍自民党は民主政治に逆行する手法を使っている。

憲法学者が指摘しているように「法体制を不安定にし、従来の政府見解との整合性に欠ける」末恐ろしき状況を安倍政権は作り上げているのだ。

憲法学者よ 怒れ!199人の憲法学者が「違憲」に賛同する声明を発表したというが、 今声を上げないと高村発言が真実になる。


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