2015年7月22日水曜日

憲法違反の安保関連法案に対案?:自民の「対案を出せ」とは口封じか、野党分断か

憲法違反の安保関連法案に「対案を出せ」とはどういうことか。安倍さんは深層NEWSで、自民党執行部はテレビ討論で「対案を出せ」と言うが口封じか、分断作戦ではないか。そもそも違憲の法案に対案などないではないか。

野党第一党の民主党は党内が不一致のために対案の提出に二の足を踏んでいる。執行部vs保守系議員で考え方に相違があるのだ。細野さんら保守系議員は対案を出すことに前向きだが執行部は集団的自衛権行使を骨格とする法案への対案に躊躇している。

当然だろう。憲法違反の集団的自衛権行使を抜きにしての対案などないはずだ。廃案に持って行くしかない。

安倍さんは修正案を造るためにはお互いに歩むよることが必要で自分の案がベストと言っていたら良い案は出来ないという(深層ニュース 読売新聞2015.7.22)。

でも衆院特別委員会での維新の党の対案はどうなったのか。安倍さんは「余りにも違いすぎて修正は出来ない」と言ったと思うが、対案を出した維新の党は「対案を出して議論が出来た」と自己満足だ。

でもこれには自公単独での強行採決の色合いを薄めるための手段であって当初から歩み寄りなど期待されていなかった。

歩み寄るには政権側が譲歩する姿勢が必要だが、その余裕が安倍政権にはない。

そして、強行採決、衆院通過で内閣支持率が急落したことに危機感を抱いてなのだろうか、「テレビが呼んでくれない」とぼやいていた安倍さんが民放に出まくって(?)安保関連法案の説明をしているが、その例示された事例が火災ではチョット感じが違わないか。

更には安倍さん一人での出演は報道の公平性を欠くのではないか。以前そのことで安倍政権が民放にクレームを付けたはずだ。安倍さん、民放はそこのところをどう考えているのか。


憲法違反の安保関連法案に対案などないはずだ。合憲を考えるとこんな法案は出てくるはずがないのだ。

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