垂れ幕に平和安全法制整備の幕なし 憲法改正推進本部の立て看板はある 自民党本部 |
安保関連法案の参院審議入りも公約に載せてあっただけの政策で、自民党本部に今最重要政策である「平和安全法制整備」の垂れ幕はなく、憲法改正推進本部の立て看板があるのみだが何故、垂れ幕で正々堂々と平和安全法制(安保関連法案)の整備の姿勢を示さないのか。垂れ下がっている幕は「景気回復、この道しかない」で、先の衆院選でのキャッチフレーズだ。
自民党の選挙公約ではアベノミクス、経済再生を選挙の争点として多数の議席を勝ち取った格好になっているが、今力を入れている安保関連法案(平和安全法制)はメインテーマではなく公約に載せてあった政策という感じだった。
自民党のHPを開いてみると「不戦の誓いを守り続ける そして国民の命と平和な暮らしを守り抜く」と主張している。レッテルを貼られている戦争法案ではないと言っているのか。
安保関連法案の強行採決、衆院通過そして参院での審議入りが決まった。国会周辺では反対の声が大きくなり、昨日(23日)は村山元総理が「いてもたってもいれなくなった」と集会に参加した。
私は夕方からの反対集会は無理なので24日、昼間に孫と国会周辺へ行ってきた。有楽町で降りて歩くがかなり暑いが木陰は風もあって涼しげだ。雲も出ているので今日はもしかすれば夕立だと思った。
国会正門前 12時頃というと集会者はいない 2015.7.24 |
でも国会に近づくと多くの人が集まっていると思っていたが逆で静かだ。警察の警備車が並び夕方からの集会の規制の準備をしている。
3人の警察官に「今日は」と声をかけられた。孫と一緒だったからだろう。私一人では職務質問されたことがある。挨拶の声をかけて私がどう振る舞うかで怪しい人間かどうかを判断されるかもしれない。
国会見学者も多い。正門の外でバスガイドさんが待っている。参院側を回って議員会館の通りに出ると向こうからマイクで演説している声が聞こえた。この暑い中を反対行動している人たちもいるのだ。
衆議院議員会館前 |
「STOP安倍政権、共謀罪、秘密法、盗聴法も要らない」という意味の横断幕を掲げた団体がいた。安保関連法案ばかりに気を取られていたが刑事訴訟法などの改悪案も衆院で採決されるというのだ。盗聴法の全面改正、司法取引の新設が秘密法、共謀罪とセットになれば極めて危険な治安立法になるから反対しようというのだ。盗聴法の改正はこれも憲法違反となるのだ。
これらの法案は記憶から遠ざかっていたが無視できない改正案なのだ。
この時間帯はこの団体と宗教団体の6~7人が炎天下で反対運動をしていた。恐らく夕方から多くの参加者が集まってくるのだろう。
議員会館から「請願書」と書いた封筒を持った人たちが出て来た。そういえば2016年度の概算要求が100兆円を越えたと新聞が報じている。今その時期なのだ。
首相官邸前もこの時間帯は静かだ |
24日夜の国会正門前 集会に多くの参加者 今回の異変として創価学会の人たちが参加を始めたという 2015.7.24 テレビ朝日 報道ステーション |
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