共産党ポスター |
民主党を中心にした野党再編の動きは覚束なく、維新の党も分裂騒ぎでは自公政権と対峙できる体制など作れない。
そこで共産党は主要政策である安保条約の破棄、自衛隊の解消を一時凍結してでも安保関連法の廃止、立憲主義回復で選挙協力を呼びかけている。
取り敢えずは参院選での32の一人区で選挙協力し、衆院選で自公政権退陣を求める作戦らしい。
共産党は今まで全選挙区に候補者を立てる選挙をやって来たが、それを見送り共産党アレルギーを取り除く努力もするという。
安保関連法の廃止と立憲主義回復という大義のためには基本政策の違いは横に置き、共産党も変えると言う。
短期間のうちに一致点が求められるのか。
共産党も主要政策を凍結するのであるから連合政府が出来たときにはそれなりの主導権を発揮したいところだろう。
しかし、共産党アレルギーが強いことを考えると何も要求せず、黙って候補者を立てず野党第一党の候補者を支援する手はないのか。共産党が確実に勝てる選挙区には候補者を立て、その他の選挙区は泡沫候補を別として黙って野党の勝てる候補者を支援するのだ。
わたしの住んでいた地方都市の市長選の話になる。現市長に飽き飽きしたのか保守系の新人候補が立った。選挙前の情勢では新人候補が優勢だったが、何を思ったのか新人候補側が共産党と政策協定を結び支援を受けることになった。田舎だが共産党市議が2~3人いたので票数は多い。
それを聞いた自民党の大物国会議員が危機感を抱いて新人候補潰しにかかった。結果は現職市長の当選を許すことになったのだ。
共産党アレルギーは保守層には強い。今まで自民党支持だった選挙民が安倍政権に嫌気がさし野党候補の支持に回ることになるかもしれない。その野党が共産党と政策協定を結んでいては支持を躊躇するかもしれない。
共産党は黙って候補者を立てず、野党候補を支持するわけにいかないのか。
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