2015年10月27日火曜日

続く維新の党の泥仕合:その根源は橋下さんの扇動行為ではないか

第三極構想で立ち上げた維新の会が自民党政治と対峙することなく党内抗争に明け暮れ泥仕合の真っ最中、参院選を控え消滅の危機に瀕しているが、その根源は橋下さんの扇動行為にあるのではないか。国政政党である「維新の党」から離脱し「おおさか維新の会」を立ち上げたが政党交付金のぶんどり合戦となって国民は呆れかえっている。

橋下さんは安倍総理と友好関係(?)を示すパフォーマンスを保ち、その扇動的発言は発信力と誤解を与え未だ橋下さんに群れる大阪系議員、そして安倍総理と言えば橋下さんの人気を利用し内閣支持率の向上を目論むが本気で橋下さんを自民党に取り込む考えがあるのか。

一方、残された維新の党は民主党主導の野党再編に動いているが橋下人気で当選してきた議員も多く、選挙での心配の種を抱えたまま反橋下で行動している。

橋下さんは弁護士、江田さんも司法試験合格者で両方が法廷闘争も辞さない覚悟での泥仕合になってきた。

日本は三権分立主義で立法、司法は独立しているが立法を司ろうとしている政党が裁判に訴え紛争を解決しようとするなどおかしくないか。自ら解決出来て始めて国民の信任を新たにする事が出来るのではないか。

しかし、維新の会のドタバタ劇は全て橋下さんの扇動行為にあるのではないか。

慰安婦問題に始まって、みんなの党との関係、維新の党内での批判合戦、昔の仲間を全て敵に回し、最近では永田町の議員を「子ネズミ」発言するなどメデイアを利用し「自分は正しい」ことを発信しまくっていないか。

そして節目節目で安倍総理がチョコチョコと橋下さんの廻りを走り回り政権との近さをアピールしている。

迫り来る大阪市長選、知事選のW選に注目している。一度は否定された大阪都構想を再度問うというのだ。住民投票では1万票余りの僅差で負けたからガマンできないのだろう。裁判や議会のように一事不再理、一事不再議(同じ会期中)は選挙ではないのだろう。

大阪都になっても沈下している経済地盤が上がるなど考えられない。大阪市と大阪府の重複した行政も支持政党が同じであれば今のままでも何とかなるのではないか。それとも主導権争いが問題になるのか。 

京都府と京都市はどう思っているのか。大阪だけの問題ではない。近隣自治体も大きな影響を受けるのではないか。

そして維新の党、大阪維新の会の議員はよく考えてみよう。自民党の小泉チルドレン、民主党時代の小沢チルドレンの行く末を。一人のカリスマ政治家の余勢を駆って当選しても宝くじに当たったようなもので政治が出来る人材は少ない。

国民の46%は無党派層、議員も浮動票頼りの根無し草では政治が良くなるとは思えない。


維新の関係議員も脱・橋下で国民の信を問うべきではないか。野次られて右往左往する維新の会は御免だ。

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