今、世界をときめかしている(?)人間と言えば、ポピュリズムで泡沫候補から大統領になったトランプ大統領、ちょっと前までは「カリスマ経営者」として名を馳せたゴーン容疑者であるが、2人の共通点は大きな手振り、身振りでの演説で聴衆を魅了したことではないか。
ある経営者がゴーン容疑者のことを「正論を吐くが正しいことをやった例しがない。最後はカネだ」と言うように次から次に明るみになる不正行為に「日産は外人経営者に食い物にされている」と同情する向きもあるがどうして今まで問題にしなかったのか。
ゴーン容疑者の演説する姿をテレビ映像で見てみると、大きな手振り、身振りは聴衆を魅了し信用させる。「何か変わるのではないか」と錯覚させる演説のやり方と似ており、ドイツのナチスとダブらせることが出来ないか。
兎に角、人を陶酔させるのだろう。
一方、トランプ大統領もゴーン容疑者とまでは行かないが大きな手振りで大きく口を開けて演説する。皆、「何かやってくれるのでは」と陶酔する。
ポピュリズム台頭には打って付けだが内容が伴わなければ期待を裏切り、支持を失い事になる。
日本にもそのようは政治家、経営者は見当たらない。政治家が腰に手をやり手を振り上げて演説する姿を古いフイルムで見る事が出来るが、やっぱり憧れる。
今は、大きな声で演説する政治家はいるが、これではポピュリズムの台頭はない。
手振り、身振りに騙されて主張を誤解してはいけない。ゴーン容疑者には言えるのではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿