2018年11月4日日曜日

野党よ トランプ大統領を見習え:決断できぬ40%の無党派層に光を届けろ


野党よ 世論調査では約40%の人が支持政党を決められない状況にある。ここはトランプ大統領見習って決断できない40%の無党派層に光を当てろ。支持政党を見ると30数%の自民党は別格だが野党は立憲民主が6%、後は1~3%これでは政党の存続意味がない。

米中間選挙ではトランプ旋風が吹いているようだ。民主党に推されてピンチの所もあるが、光の当たらない産業、職のない労働者、寂れた街に光を当て希望を持たせ、政治に参加させた功績は日本の野党も見習うべきではないか。

ワシントンから見放された街、国民がトランプ大統領に期待した。多くの予想屋のクリントン有利の判断を覆させた。今まで光の当たらなかった人たちの力は大きかった。

日本はどうか。地方の格差、アベノミクスの恩恵を感じない人たちが多い。テレビの情報番組での街角調査でもそれが証明されている。安倍総理はことある毎に今まできいたこともないような経済指標まで引っ張り出して経済が好転していることを主張するが、国民は実感が湧かないのだ。

世論調査でも景気や雇用は好転していると言いながら自民党支持でない無党派層が40%を越える割合だ。ここにつけいる事を考えられないか。

安倍政権を支持する理由に「他の内閣よりマシ」という選択肢を上げる人が多い。国民はどんな内閣を描いているのかというとどうも民主党政権のようだ。野党もそのことを気にしている。何とかこの不信を払拭しなければ野党は立ち直れないのだ。

当時は確かに小沢さんという実力者がいて、何かにつけて権力の二重構造と批判された。政権を執ろうと掲げた政策に財源の手当が不十分なことが分かり大風呂敷を広げた結果になった。

私も一般会計、特別会計を合わせて約200兆円あるのだから1割の20兆円ぐらい簡単に節約で絞り出すことが出来るのではないかと思ったが、「母屋ではお粥をすすり離れではすき焼きを食べている」塩爺の発言を信じ切っていたが、鳴り物いりで始めた「事業仕分け」を見てもそう簡単に節約出来る物ではなかった。

しかし、旧民主党などには優秀な政策マンがいたことは間違いない。要はまとめ上げるリーダーが見当たらないのだ。

しかも、野党は8つの党が乱立し、好き勝手なことを言っている。これでは野党一本にまとまる可能性は少ない。寧ろまとまりがないと言うことで安定な自民党を選ぶことになる。

何とか統一出来ないのか。無所属の会代表の岡田さんが先日「全国区比例で統一候補を出せないか、まず参院選から」と提言していたが、立憲民主は無理だろうという。

岡田さんは旧民進党への統一を狙っているのだろうが、民進党から小池新党への経緯に怨念が残っているのだ。簡単にはいかないだろう。

お互いが「玉虫色の政策」では中途半端で戦えない。やっぱり「安倍化」自民と対峙するためにはYESかNOとはっきりすべきだ。

最大の支持組織である連合の存在の大きい。いろんな労組の集まりではイデオロギーも違いだろう。小異を捨て大同で団結する器量がなくては野党も統一出来ない。

ポイントは地方再生、格差是正だろう。先の自民党総裁選で地方票の45%を石破さんが獲得したことを考えても当然だろう。法人税下げ、富裕層優遇税制の見直し、家計への再分配など憲法改正より優先課題ではないか。

乱暴な構想が出ていた。石破さんが再び自民を離党し野党結集に参加すべきだというのだ。知名度もあるし地方での評価も高い。あり得ないことではないと思うのだが。

野党第一党が20%以上の支持を得ていれば政権交代のチャンスンなのだ。政権交代出来なければ政党の存在価値はない。

自民党から民主党に政権交代した時は、政官癒着、年金問題、自民党内での政権たらい回しなどが有り、野党民主党の「政権交代してみませんか」は国民の心にヒットした。

今はどうか。憲法改正、自衛隊明記、モリカケ問題、財務省、文科省、防衛省の不祥事、強引な政権運営、閣僚の不祥事などネタは多すぎる。

「安倍政権よりマシな内閣」が見当たらないことがだらしない安倍政権、安倍化した自民党の延命の要因になっている。

無所属の会の岡田代表の意見にも耳を傾けるべきではないか。このまま立憲民主党が野党第一党として勢力を上げていく事など考えられないのだ。



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