日産・ゴーン容疑者が金融商品取引法違反(有価証券報告書虚偽記載)で逮捕されたが、「虚偽の記載をする意図はなかった」と言っていることが新聞で報道された。同時に逮捕されたケリー容疑者も「違法なことをするつもりはなかった」という。
当然のことだろう。逮捕後接見した弁護士は容疑者に必ず言うことは「黙秘」か「否認」する事をアドバイスするだろう。今は「意図はなかった」と否定する作戦だろう。
しかし毎日メデイアが報じるニュースの「私物化」、「資金の私的流用」には驚くばかりだ。関係者のリークや独自の取材から得た情報だろうが皆よく似ている。
噂ではゴーン容疑者は大物ヤメ検を弁護士に付けたようだ。テレビのドラマでは弁護士が真実を追究するとばかりに容疑者の不利になることも追求しているが、そんな事はない。弁護士はあくまでも依頼者寄りの立場だ。
今回の容疑は虚偽記載の形式犯と見る専門家もいたが、特別背任、横領罪が適用される内容だ。民事訴訟も考えられる。
経営陣の一人が「ゴーン容疑者は正しいことをやったことはない。最後はカネだ」とコメントしているのを新聞で読んだことがあるが、カリスマ経営者の姿なのだろう。
日産vsルノー、日本政府vsフランス政府の構図も考えられる。真相をしっかり追求して欲しいものだ。
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2018.11.19掲載
東京地検特捜部、日産ゴーン会長を有価証券虚偽報告で逮捕、別件が大きいのでは
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