2018年11月19日月曜日

東京地検特捜部、日産ゴーン会長を有価証券虚偽報告で逮捕、別件が大きいのでは


東京地検特捜部が日産・ゴーン会長を金融商品取引法違反(有価証券報告書虚偽記載)で事情聴取し容疑が固まり次第逮捕というニュースが伝わった。何故、こんな微罪(?)で本社の家宅捜索までするのか疑問が出て来た。午後7時25分頃逮捕されたようだ。

私は別件で日産の検査不正に関わっているのかと疑ったが、ニュースでは、日産の内部調査で会社の資金を不正に支出した疑いもあるようだ。

日産の動きは速い。取締役会にゴーン会長の役職解任を提案するらしい。日産は何時ゴーン会長と縁を切るか狙っていたのではないか。

平成11年に日産の経営不振が明るみにでて、日本の自動車メーカーは援助の手を差し延べなかった。ところがルノーが名乗りを上げ、ゴーンさんがやって来た。

村山工場の閉鎖、21000人の首切りと、日本人では出来ない再建に手を付けコストカッターと言われた。日産が業績を取り戻すとゴーンさんも評価され他社の社外取締役にも付いた。役員は「約束してそれを達成せよ」と言っていたそうだ。

驚いたのは役員報酬の高額なことだった。一昨年11億、昨年7億と高額で、日本の役員が「日本人の感じ方では高すぎる」とクレームを付けると「何故悪いんだ」と反論されたようだ。自分の実績から評価すると当然と考えたのだろう。

コストカットする一方で自分の報酬はうなぎ登りだった。

本社も捜索され、7時26分には逮捕された。資金の不正支出の別件逮捕だったのか。それとも日産の検査不正に関わっていたのか。

詳細な報告を待ちたい。

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