2018年11月6日火曜日

国民の難しい選択:安倍政権でも仕方ないが憲法改正は「NO」だ


国民は難しい選択に迫られていないか。野党の不甲斐なさを考えれば安倍政権は仕方ないが、安倍総理が進める憲法改正には「NO」なのだ。メデイアの世論調査でも安倍政権の支持は40%台後半で不支持を上回っているが、憲法改正では50%を越える人が「NO」を突きつけ、「YES」を上回っている。これが大方の見方だ。

それでも憲法改正を進める強引さは何処にあるのか。憲法に自衛隊を明記する事が新しい国造りになるのか。

「安倍化」自民党憲法草案はどんな内容なのか。国会審議で政府が提案する根拠を聞かれて、政府が提案するのに何処が悪いのかと言い出した。本来なら国会の憲法審査会でしっかり審議し衆参に提案するのが筋ではないか。

衆院憲法審査会に任せていては一向に進まないと考えて安倍総理は読売新聞やテレビで提案してきた。自民党憲法改正推進本部の役員も今まで努力してきた議員を外し、お友達の下村さんが本部長に付いた。皆心配している。下村さんは全くの素人らしい。

そこまでやられると憲法改正に「尻込み」しないか。何故、急ぐのか、野党は「安倍政権下での憲法改正に反対」している。

安倍総理は憲法9条の2項をそのままにして自衛隊の存在を明記する事により違憲論をクリアーしたいらしいが、そうはいかない。「安倍化」自民党草案がどんな内容か分からないが、提案されたとき憲法学者が違憲論を引っ込めるほど内容のしっかりした物になるのか。

それとも時の政権が国際舞台で日本の役割を果たすためには「世界平和のための貢献」が必要になる。その時自衛隊の存在は重要なのだが、違憲論があっては都合が悪い。歯止めを外し後ろめたさのない取り組みをしたいのか。

そして、憲法改正は自民党の党是だ。岸元首相の時から言われている。そのこともあって、安倍総理は自分の時に憲法改正に手を付けた実績を残したいのか。

今、国民投票法の改正が審議されてテレビCM等への無制限な「憲法改正賛成」のキャンペーンを制限しようとしている。憲法草案は何時提案するのか。

4項目が改正項目として追加されるらしいが、国民投票での賛否はどうするのか。1項目毎に賛成、反対を記入するのか、それとも一括で判断させるのか。集計手間に含めて複雑さを省くために一括賛否は乱暴すぎる。

安倍総理のための憲法改正は拙速過ぎないか。



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