片山、桜田両大臣は安倍総理の「体の良い弾よけ」ではないか

片山、桜田両大臣は、安倍総理の「体の良い弾よけ」ではないか。今国会の予算委員会を盛り立てている（？）片山地方創生相、桜田五論相はさながら片山口利き・裏金創生相、桜田誤輪相で野党からの猛攻撃を受けている。

不祥事、資質を問う問題になっているが、安倍総理は一向に動こうとしない。そりゃそうだろう、本来は自分の「モリカケ」問題で集中放火されなければならない状況にありながら、今のところ安泰なのだ。

2人に付いては問題がありそうなことは噂になっていた。

片山さんは、地方再生で重要な役目を負っているが、国税への「口利き」と巨大な看板は公選法違反の疑いがあると言う。財務省出身なので国税への口利きは打って付けの役目だったのだろう。不祥事と裏金作りの創生相担ってしまった。

一方、桜田さんは五輪の三原則にも答えられず、「予告がなかった」と弁解し後で謝罪する羽目になった。予算委員会の答弁を見ていると、分厚い資料を持ちながらどの箇所を棒読みすれば良いのかも分かっていない。

やっと大臣の席にありついたが順番待ちで間違った誤輪相になってしまった。

片山さんのカレンダー疑惑は、以前松嶋さんが法務大臣の時に「うちわか資料か」が問題になり安倍総理は即辞任させた。その時の状況に似てきた。

ダメなことが分かっている資質に欠ける2人を野党は質問攻めにして、答弁に困らせ、あわよくば引責辞任、安倍総理の任命責任を問い、安倍政権にダメージを与える構図と思えるが安倍総理はどんなことがあっても2人を守るだろう。

2人を引責辞任させると、自分の責任を追及されるし、それ以上に「モリカケ」問題がぶり返すことだけは避けたいところだ。

来月の10日の会期末まで2人が持つか。官邸は持たせようとするだろう。桜田さんにはもう一人スタッフが増員され国会答弁をフォローさせるという。

長期政権を維持するのも大変なのだ。安倍政権が続けば後2回ほど内閣改造があるだろうが、新しい大臣候補者がいるのか。衆院で２／３議席を持っているとはいえ質の良い国会議員はいないのだろう。

海の向こうのトランプ大統領は閣僚、政府要人の首切りが頻繁だ。ツイッターで情報が発信されるほど閣僚の重さは軽いのか。

安倍総理も自らの不祥事、閣僚の不祥事で足を掬われないよう気を付けるべきだ。そのためにもしっかりした説責任が要求される。安倍総理は「丁寧」と頻繁に言うがその意味が分かっていないのではないか。

12月10日の臨時国会が終わり、来年1月4日通常国会、3月下旬予算、4月統一地方選、4月30日、5月1日は退位、即位、6月2日通常国会会期末、そして7月は参院選、大きなイベントが続く中で2人はどうなるか。