通常、高齢者の暴走事故はアクセルとブレーキの踏み間違いで決着するはずだが、東京・池袋での車の暴走による母子2人の死亡と通行人9人に重軽傷を負わせた89歳の高齢者はアクセルとブレーキの踏み間違いをかたくなに否定し車両側に原因があると無罪を主張している。
その運転者が元通産省工業技術院の院長だったから事が複雑だ。
今日の朝日新聞では「足を上げてアクセルを目視しもう一度ブレーキを踏んだが効かなかった」という。読売新聞では「ブレーキを踏んだが減速せず、アクセルを踏んでいないのに車が加速した」と主張し過失を否定し無罪を主張したという。
検察はアクセルとブレーキの踏み間違いで96㎞の速度で交差点に突っ込んだと主張した。
被告は1つ目の信号で減速しないので足を上げてアクセルを目視しもう一度ブレーキを踏んだという・・・よくもここまで冷静だったとは感心だが、人を撥ねてこれほど冷静にいられるか。
通常だと、AT車はアクセルを踏まなくてもクリープ現象で車は動く。だから加速時以外はブレーキ側に足があるはずだ。驚いて踏み込んでもブレーキなのだ。ところが今回はさらに加速したのだからアクセル側に足があったはずだ。
後続車もブレーキランプを確認していないという。
工業技術院の元院長としては無理筋の主張ではないか。
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