2020年12月8日火曜日

新型コロナ、政府の言うことを鵜呑みにするな!:今こそ自分の行動を律するときだ

 

新型コロナウィルス感染第3波の様子が分かってきた。高齢者の重症化、医療機関の逼迫、クラスターの多発、経路を追えないことが分かってきた。今こそ国民は「感染拡大防止に自分が何をすべきか」しっかり考えることだ。 

伝教大師、最澄は言う「一隅を照らせ」と。自分の置かれている立場で、最善の行動は何か。それが考えられる人間こそ「国の宝」だと。 

感染拡大の要因は「人間の行動」だ。一人ひとりが自分の行動を自粛し不要不急の外出を避けることだ。安全基準を守っていれば何をしてもかまわないという政府の考えは間違っている。 

政府が前のめりのGOTOトラベルが何で必要で急ぐ政策なのか。これこそ不要不急で自粛すべき行動ではないか。プレミアが付くから普段より高級なホテルに泊まる。商品券で買物をする。旅行したければ時期を見て自分のカネでいけば良いではないか。 

一方で「65歳以上、基礎疾患者は自粛を」という。寧ろ今の状況は65歳未満の世代が街中を動き回り、会食を楽しみ感染拡大をさせているのではないか。

家庭に持ち帰り家庭内クラスター、高齢者の介護施設でのクラスター、教育関連施設でのクラスター、そして最後に頼らなければならない医療機関での大規模クラスターの発生は医療崩壊につながることは分かっている。 

テレビの情報番組は逼迫した病院の中を報道する。危険ゾーンにはいる度に防護服、装備に着替える。通常は看護師1人が5~6人の患者を見るのだが、新型コロナの重症者は1人に対して10人ぐらいの看護師が付く。 

これじゃ、ベッド数より看護師など医療スタッフの不足が大きい。看護師さんも感染の危険、家族への感染の危険を侵しての決死の勤務だ。 

こんな状況を見て、それでも快楽を楽しむか。GOTOトラベルを楽しむ気になるか。「今回は止めておこう」というのが人間ではないか。 

病院の大規模クラスター発生した旭川へ自衛隊の看護グループが出動するという。災害のたびに自衛隊に頼るのは最後の手段なのだ。

ところが政府の政策はどうなっているのか。 

分科会の尾身会長は「ふんどしを締めなおせ」と国会で発言したが、今、「クラスターが追えなくなった」と言い出した。自分が理事長を勤めるJCHOの東京メデイアカルセンターの病院でクラスターが発生しているのだ。ふんどしを締めなおすのは尾身さん自身ではないか。 

尾身さんも政府側の人間だ。GOTOトラベルは中止と思っていてもいえないのだ。一方で東京医師会の会長は「人の動気を止めろ」と警告する。 

政府の言うことを鵜呑みにせず、一人ひとりがどう行動するか決めることだ。「国の宝」になろう。 

東京医師会会長も「人の動きを止めよ」と警告する。

 

0 件のコメント: