2020年12月11日金曜日

国会が終りメデイアの「野党の攻めあぐね」批判は正しいか

 いつものことだが、国会が終わると、メデイアは問題の多い政権にもかかわらず野党は「攻めあぐねた」と批判するが、正しいか。政権・与党が野党に真正面から応じていれば真相もわかり問題解決にも役立ったと思うが、政権が逃げの一手だったことが大きな原因である。

要は日本の民主政治のレベルの低さを表しているのだ。

菅総理はまともに答えない。「コメントを控える」「すでに何回も説明した」「前も言った通り」を多用する。議員の不祥事では「ご本人に説明責任」「ご本人が判断すること」、問題の本質に触れる質問には「捜査中でコメントを控える」と言う。

安倍政権では得意な外交に質問が及ぶと「相手のあることでコメントを差し控える」と二人だけの会談の内容まで触れることをしない。

資料の提出を求めると、黒塗りで何もわからない。これを「のり弁」と言うらしい。

問題のキーマンの国会招致要求にも与党国対は「NO」だ。桜を見る会の夕食会での政治資金規正法違反では安倍さんを招致すればいいのだがダメだ。日本学術会議の問題ではキーマンの杉田(?)さんが出てくれば真相がわかるのだがOKしない。

実際に存在する汚さない資料提出、政策のキーマンの国会招致を政府・与党が認めれば真相に迫ることが出来るのだ。

菅総理は討論が苦手らしく、党首討論を逃げている。民主党政権時の野田総理を見習ったらどうか。野党自民党の当時の総裁の安倍さんに「いつ解散総選挙か」と問われ、野田総理は「約束を守ってくれれば明後日解散します」「約束できますか」と畳みかけると安倍さんから「約束します」との言質を取り解散総選挙したが、民主党が負け、自民党が政権の座に就いたが、自民党政権は約束を守っていないのだ。

政権与党に好きなようにされる原因に野党の議席数の少なさにある。あらゆる場面で自民党、政権のごり押しが利くのだ。この状態を変えることしか民主政治を守る手段はないのだ。


0 件のコメント: