2020年12月15日火曜日

今日の新聞を読んで(417):GOTOトラベル一時停止で感染拡大が阻止できるか

 経済再生の一環として菅総理、二階さんが前のめりのGOTOトラベル事業も感染拡大が止まらず、世論調査でも国民は中止を希望、内閣支持率は40%台に急降下、ついに菅政権はGOTOトラベルの一時停止にかじ切りした。

政府は少人数で飲食などで羽目を外さず、旅行者も旅館、ホテルも安全基準を守っていれば感染は防止できるとみていたのだ。

最近まで菅総理は「GOTOがいつの間にか悪者になった」とか「GOTOトラブルで感染が拡大した証拠がない」など専門家の警告に反論していたのだ。

しかし、いかに強気の菅総理も世論の抵抗には歯向かえなかった。

全国的な一時停止措置に「感染防止は年末年始に集中的に対応できる」というが、逆じゃないか。年末年始こそ一年のうちで一番人の動きが激しい時ではないのか。その時期を外出自粛にすれば感染も防止できるというのだろう。

一時停止の措置で旅行予定者、観光地、ホテル、旅館、観光業者、観光庁も大慌てらしい。キャンセル料もあり混乱している。

でも、旅行したいのなら身分不相応なホテル、旅館、宿泊レベルを落とし身分相応な旅行ならできるのではないか。キャンセルが続くらしいがレベルを落とした内容に変更すればいいじゃないか。

しかし、そんな旅行ならしたくないのだろう。補助が出ているから旅行する気になったのか。有名ホテルの話では年末年始期間中の予約はすべてGOTOトラベルらしい。キャンセルになるという。

今回のごたごたで政策の裏側、政府と自治体の右往左往があらわになった。菅総理と小池知事の駆け引きなどもう国民は慣れっこになった。

こんなことでは感染拡大防止、経済再生など覚束ない。まず、感染拡大防止を徹底し、その後で経済再生してもいいのじゃないか。


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