2020年12月31日木曜日

コロナ禍に思う(1):エビデンスも大事だが国民の「危険予知」こそ最重要では

 「エビデンスは?」、コロナ対策でよく聞くが、こういう人は政策や対応に反対している人が多いのではないか。今大事なのは一人ひとりの考え方に大きく影響する「危険予知」ではないか。危険予知能力が低いから、なかなかコロナ対策も効果が出ない。

GOTOトラベルがコロナ感染拡大で悪者になっていると菅総理は数千万人の利用で感染したのは数百人とエビデンスがないと主張し専門家の警告にも抵抗したが、感染拡大が過去最多を記録するに及んで「一時停止」に方針転換をした。

「人の移動」が感染拡大の要因でエビデンスにかけるとは誰でもわかっていることだ。だからGOTO トラベルを控えようと思うのが「危険予知」なのだ。

政府や自治体の判断に頼っていてはいけないのだ。

新聞報道によると菅総理は「大雪で不要不急の外出は控えろ」、「先手先手の対応を講じ安全安心の確保に万全を」という。

小池都知事は感染力の強い変異コロナ、コロナカでは初めての寒さの2つの未知に直面しているとして最大級の警戒、備えをする必要を訴えている。

政治家は簡単に言うが、大事なのは国民一人一人の「危険予知」能力だ。大雪では「危ないから外出を控えよう」、感染拡大防止では「人込みは避ける。不要不急の外出を控える」ことの出来る人はそんなにはいない。

政治の世界でも同じだ。

安倍総理は長期政権にもかかわらず新型コロナウィルス対策を間違い、菅政権は強権、強面政策を遂行しているが、今は朝日新聞の社説も言うように「危機の時代」だ。

政治家も危険予知能力をしっかり発揮し、国民の信を取り戻す時だ。そうしないと菅政権も短命政権で終わる。国会審議を見ていても野党こそ危険予知に長けているのだ。ただし自らの党の危険予知には欠けているが。

関連記事

2020.8.21掲載 「新型コロナウィルス第2波で大切なこと:政治家、専門家に惑わされず今何をすべきか」yamotojapan.blogspot.com/2020/08/blog-post_65.html

2009.7.26掲載 「有言実行 これぞ国の宝だ」yamotojapan.blogspot.com/2009/07/blog-post_2333.html


0 件のコメント: