続く自民党幹部の汚職事件：吉川元農水相は甘利事件を忘れたのか

 安倍・前総理後援会の政治資金規正法違反容疑、菅総理の同不記載罪、そして二階派事務総長の吉川元農水省の鶏卵会社代表との汚職事件が明るみになった。大臣室で金品の受け渡しをやったという。

思い出すのは甘利さんが特命大臣だった時に建設会社からＵＲへの工事の口利きを依頼され、大臣室でカネの受け渡しをした事件があった。甘利さんは辞任した。

どうして仲間内の不祥事を参考にこの種の事件を回避できないのか。

週刊誌のスクープだというが、政界では疑惑事件のうわさは絶えない。何かあれば表に出てくるのだ。そのきっかけは「面白くない」人間が週刊誌の漏らすのだ。週刊誌は調査し確信が行くと報じる。ゲラの段階で関係者に提示することもあるらしい。

今回は誰ににらまれたのか。

吉川さんは今を時めく二階派の事務総長だ。二階派というと今まで入閣ができなかった平沢さんは二階派に入った途端に入閣できた。国土強靭化法が強化されたが、これにも二階さんが利権を得ているようだ。

評判の悪かった中国・王外相も二階さんとは会談したそうだ。自民党きっての親中派だ。習主席訪日の中止を言い出せないのも二階さんの存在が大きい。

菅総理実現に原動力となったため菅総理は無碍にできない。

総選挙では二階派議員と岸田派議員が公認争いをしているようで宏池会再興を狙う岸田さんのとっては背水の陣だ。

自民党内で二階さんを悪く思っている人たちは多い。そこらへんからのリークだったのか。