東京地検特捜部の捜査も終わりに近づいているのか。安倍前総理も説明の意向を持っているようだ。与野党で説明の場で駆け引きをやっているようだが、国会での安倍氏の発言の重大性から予算委員会の証人喚問にすべきだ。
安倍前首相の「桜を見る会」前夜の後援会の夕食会で会費の一部を補填していたことは事実と分かったが、東京地検特捜部も捜査の終わりの段階で安倍氏自身の事情聴取も考えていたようだがテレビ朝日が「すでに応じた」という誤報で謝罪した。 現職総理の後援会の政治資金規正法、公職選挙法違反容疑での本人の事情聴取はスクープ記事なのだろう。
小渕優子さんの後援会活動で東京での観劇会が政治資金規正法違反に問われた事件で後援会を牛耳っていた長野原町長が「全部自分がやった。姫は知らない」と辞任し刑に服した。
一方、小渕さんも「知らないことが多すぎる」と国会議員を辞職し、直後の総選挙で返り咲いた例がある。
安倍氏は国会で「事務所側が補填したという事実はまったくない」と虚偽の答弁を繰り返した。例によって「秘書のやったこと」「聞いていない」と責任を回避する姿勢だった。契約書、領収書の提示も拒否した。
そして、会員一人ひとりがホテルと契約し、直接ホテル側に支払えば後援会には収入も支出もないと言い「この安倍方式だと違反しない」とまで言ったのだ。厚顔無恥さをさらけ出した。
これには法曹関係者も怒った。900人も超える関係者が告発に名を連ねたのだ。東京地検特捜部だってあいまいは処分は出来ないだろう。
今まで頑なまでに安倍さんを守っていた自民党が安倍さんの国会での説明を認めることになった。支持率の下落、来年の総選挙、通常国会でのゴタゴタを回避したい菅政権の意向が強いのか。安倍さんとは一線を画する姿勢に転向か。
それでも説明責任を果たす場で与野党が駆け引きしている。
自民党は議事運営委員会で非公開、議事録なしの場を考えているようだが、野党は国会予算委員会で国民も見ることが出来る場を要求している。
しかし、どちらも甘い。予算委員会の証人喚問を受けるべきだ。著名な総理が辞任後証人喚問に応じている。偽証は罰せられる場での喚問が必要だ。
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