緊急事態宣言の解除判断まで後1週間、29日の新感染者数は全国で3535人、死者96人、神奈川県、千葉県では過去最多、東京は868人で1000人を下回るが英国型の変異株も見つかり市中感染の様相を呈してきたか
沖縄県宮古市では感染拡大でロックダウン状況だ。新聞報道によると、宮古市長選が感染拡大にかかわっているというが、テレビ報道で市長選を見ると「なんだこれは」と疑う。マスクもせず、大勢が集まってどんちゃん騒ぎだ。それも現職市長派だからどうしようもない。おまけに自衛隊に支援要請するというのだ。
此れじゃ、東京都議選、衆院選が思いやられる。その前に東京オリンピックだ。
菅総理はダボス関連会合で「世界の団結の象徴として世界に希望と勇気をお届けする大会を実現すると強い決意を表明したらしい。希望と、勇気を世界に届ける前に国内に届けと言いたい。菅総理やIOCは「国民に寄り添う意識」がないのか。
その成功するかどうかの「勝負の1週間」になるという統計数理学の土谷教授のシミュレーションが29日のテレビ朝日 羽島モーニングショーで紹介された。
大方は京大の西浦教授が発表しているシミュレーションと同じだ。
1月29日 テレビ朝日羽島モーニングショーより |
土谷教授は予想外に緊急事態宣言の効果が出ているのではないかと言おう。その理由に7日の2447人の感染者数を上げる。これがインパクトになり国民の行動や予防意識が高くなったというのだ。緊張感をもって緩まずに現在のペースを保てば2月7日は154人、解除後は横ばいから徐々に上昇するとみる。
政府は宣言解除条件を東京では500人とみている。焦れば判断を間違える結果になる。
1月29日 テレビ朝日 羽島モーニングショーより |
緊急事態宣言を延長すると、2月14日は東京で50人、2月末には数人だという。本当かと思うが、今の緊急事態宣言の内容でもいいのか。
1月29日 テレビ朝日羽島モーニングショーより |
一方で、緊張感も緩み500人で宣言を解除すると2月7日は509人、3月末には1500人、現状と同じ状況が続くのだ。最悪の時は三度の緊急事態宣言になるかもしれない(この部分は私見)。
1月15日テレビ朝日羽島モーニングショーより |
京大の西浦先生も1月15日にモーニングショーで今の緊急事態の内容だと7月までに2回のピークが出、オリンピックのころ2回目のピークと言う。一方前回の緊急事態宣言の内容だと緩やかに減少後、上昇し7月にピークが来ると予想している。
西浦教授は新型コロナウィルス感染拡大に原因にGOTOトラベルがあるとは言えないまでもきっかけにはなっていると海外の専門誌に論文を掲載した。
菅政権にとっては耳の痛い論文だ。野党が西浦教授を国会へ参考人として予防としたが自民党が拒否した。
テレビ朝日の羽島モーニングショーは他の情報番組に比し、見る価値がある内容だ。新型コロナウィルス対策も今後のシミュレーションも実効再生産者数をもとに推計、予測している。程度の差はあれ、結果には同感だ。
特に政府は経済を考えすぎて判断を誤っている傾向にあるが、短期の厳しい規制は逆に経済停滞を短期に終わらせることもできるのだ。二と追うものは一兎も得ずと言うではないか。
ここ一か月不自由さも我慢すれば、3月は明るい普通の生活が出来るとは簡単に思えないが、我慢にしどころだ。
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