新型コロナウィルス感染拡大防止に向け山場と見るが、マンネリの感染報道、国会の代表質問で立憲の枝野さんが政府は楽観論に立った「正常性バイアス」と批判するが菅総理は否定、一方自粛要請にもかかわらず人出の減らない国民は「安全バイアス」にかかっていないか。
菅総理は専門家と相談しながら判断している反論、新聞報道では自民党の二階さんは観光立国論からGOTOトラベル、東京オリンピックへの強い意欲を示したという。
ここは経済再生策をいったん休めて感染拡大阻止策へシフト替えをすべきではないのか。日本維新の会の松井市長は政治家として始めて東京オリンピックの4年先送りを提案した。
若者層に新型コロナウィルスの感染者が多いということは、その恐ろしさが伝わっていないのではないかという考えが多くなっているが、テレビの情報番組もマンネリになっている。
8時から16時ごろまで情報番組は専門家を招いて感染者数の増加、変異株、海外文献の紹介、現状解析と将来予測のオンパレードだ。それが毎日続くのだから見ている国民は「もううんざり」になる。
「またか、またか」で重大な情報があっても見過ごしてしまう。
良いニュース(?)といえばワクチン開発、海外では接種が始まっているぐらいで、悪いニュースばかりだ。
まずは新感染者数だ。東京の感染者数は日によって凸凹があるが、必ず何らかの理由をつけて過去最多と危険を煽る。1週間単位の増減を見ると確実に増えている。
20~40代の感染が多かったが、最近は全世代で感染、高齢者の感染増で医療機関が危機的状況にあると医師会の代表、常連の開業医、大学の専門家は指摘する。
病院の新型コロナ専用病棟では看護師さんたちが防護服で忙しそうに動き回るシーンに感謝する。しかしこんな病院でどうしてクラスターが発生するのか。旭川の基幹病院でのクラスター発生で自衛隊の専門家が支援に入ったというニュース以来、それらの病院のクラスター関連のニュースはなくなった。
緊急事態宣言発出で外出自粛、8時までの時短で飲食業の対応も分かれている。老舗店舗が廃業例、仕方ないので時短に従うが経営は厳しいという経営者もいれば、死活問題、これっぽっちの補償ではどうしようもないと嘆く経営者。
浅草や箱根湯本などの観光地の人出が放映される。みやげ物店の関係者は「人出は減った。経営は苦しい」という。緊急事態宣言発出前の人出と比較している。
銀座で若者にインタビューしている。「意外に人手がある」というが、何故出てきたのか。
新橋駅では通勤者と思われる人が「仕事があるの出ててきた」というが、飲食街は人もまばらだ。
大阪では8時が来るとネオンなどが消える。東京と比べて大阪は感染が厳しい状況が反映されているのか。
毎日、午後3時になるとテレビで「本日の東京の新感染者数」が流れる。昨日は1207人だ。ニュース性は認めるが「東京は悪者」の感がしないか。
それを受けてテレビは小池知事の映像を流す。「人に移さない、移らない」が重要と当たり前のことを言う。緊急事態宣言前には頻繁に官邸を訪れ「やってる感」を見せ付けた。
新聞報道によると、ドイツのメルケルさんも大変らしい。マスクは布ではなく医療用のマスクに。都市閉鎖はするが新感染者数は多く、人手が多いと嘆く。
日本ばかりでなく、世界的に新型コロナウィルスにはマンネリ感が出てきたようだ。そうとうにインパクトのあることが起こらない限り「安全バイアス」の影響は大きいか。
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