こういうこともあるもんだ。宮津の「天の橋立」で、NHK9日放送の「ブラタモリ」の 「天の橋立 神の仕業」と16日に実施された大学入試共通テストの地理Bの設問の一つがヒットしたというニュースを見て、私もブラタモリのファンなので確認してみた。
NHKのブラタモリはタモリさんと女性アナウンサーが日本の観光地などを訪ね歩き、地学的検証を重ねる内容でその土地の生い立ち、地形、歴史、特徴などを紹介するNHKらしい番組でファンの一人だ。砂岩、花崗岩と手で触って地質を当てるタモリさんには感心する。
メデイアで番組と試験がヒットしたということで16日の新聞を開いて確認してみた。
地理Bでは宮津市の観光地の写真、産業、人口、地域の変化などが設問されようするに地理学だ。その中の一問だけが地図に記された点の方向から天橋立の方向見た写真を4枚から選ぶ設問だった。
メデイアでは「ブラタモリを見ていたので直ぐに分かった」と記載されていたが、どうだろうか。やっぱりチョッと考えなければならない設問だった。
ブラタモリでは「絶景の謎」「竜に見える秘密」「幻の古代都市」「憧れの舟小屋」と新聞の番組欄の記述に出ていた。記憶に頼ると地学的生い立ち、街づくりでの道路、海、河川の意義、何故ここが中心地だったのか。産業と風景の特徴、舟小屋が紹介されたと思う。
驚くのはブラタモリと地理Bが宮津市、「天の橋立」をテーマにしたことだ。偶然の一致だろ。
それにしても大学受験にどうしてこんな共通試験が必要なのか。受験者が基礎学力を持っているか、受験者が多い場合の「すそきり」などに役立つといわれていたが、今は大学生でも基礎学力がないとか、少子化で受験生が減っているという。
受験生を惑わすような共通試験などは止めて、大学独自の以前の入試に変えたほうが良いのではないか。文科省や文部族、受験業者などの利権者のために無理やりに制度を維持している感じがしないか。
答えを択一で選べる暗記型の試験がまずいのであれば、読解力が必要な内容に各大学が考えれば良いだけではないのか。
試験問題を作成する力、時間のない大学は共通試験を採用しても、試験問題を作成する力のある大学は独自に試験したらどうか。
大学入試センター試験が始まるたびに思うことだ。
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