朝日新聞 2021.1.3 西村担当相と首都圏4知事の会談 知事らは緊急事態宣言発出 を要請すると西村担当相は、「それより先にやることがあるだろう」と |
なかなか新型コロナウィルスの感染拡大阻止の効果が出ない。その要因の一つに政府vs知事の見解の相違が国民の「安心バイアス」になっていないか。政府と知事の見解で自分の都合のいい方に傾き緊張感がなくなる。
年末の東京の新感染者数1337人には驚いたがその後、783人、814人と東京は高止まり。首都圏も2日東京814人、神奈川384人、千葉237人、埼玉213人の新感染者数を記録、全国でも5日連続で3000人超えだ。
今、一番信頼されているのが医療機関と言うが、それも限界に近く、医師会は警告を続けている。
そんな時に4知事が西村担当相と緊急事態宣言発出要請で3時間も会談したという。西村担当相も「緊急事態宣言が視野に入る危険な状況」と認識しているようだが、専門家の考えも聞き対応するらしい。
一方で、知事には飲食業に飲食は午後7時まで、午後8時の時短、8時以降の不要不急の外出の自粛を要請したという。
政府は、まず知事が「出来ることを率先してやれ」と言うのだ。一番気にしているのは緊急事態宣言発出で経済が停滞しることだろう。
知事連中は特措法改正で罰則、違反店名公表などを整備する必要性を説く。時短など政策の効果を上げるためだ。
このような政府と知事の見解の相違が国民に曖昧な考えを植え付け、自分の都合のいい行動をとる。「安心バイアス」が働き外出自粛、時短効果が曖昧になる。
今の緊急事態は皆新聞で知っていること、政府と知事の考えが一致しなければインパクトなどない。
「安心、安全バイアス」は災害時に必ず問題になる課題だ。ここは政府と自治体が見解の一致を図ることだ。
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2020.3.27掲載 「危険なのは災害時の「安全バイアス」:新型コロナウィルスも首都直下地震にも相通じるか yamotojapan.blogspot.com/2020/03/blog-post_75.html
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