プーチンは広島、長崎の原爆投下による惨状を理解せずにウクライナ侵攻で核兵器使用をちらつかせているのか。確かにチェルノブイリで原子力発電の大惨事を経験したが、チェルノブイリはウクライナ国内であり、ロシア国内ではない。だから直接の経験はないのだ。
先のG7首脳会談が岸田総理のたっての希望もあり、地元であり、唯一の被爆地である広島で開催された。参加首脳が原爆記念館を見学するコースが予定されていたが、米国のバイデン政権は渋ったらしい。
原爆投下に関して是非論もあり、米政権は異論を呈したがコースを変更することにより実施されたようだ。後で新聞に載っていたがカナダ首相はもっと見たいと翌日非公式(?)に再見学したという。首脳として立派な考えだと感心したものだ。
プーチンにウクライナ侵攻はどうなっているのか。
2週間でキーウは陥落する予定であったがすでに3年目に入った。弾薬、兵器にも不足が生じイランや北朝鮮から輸入することになったが、最近の新聞報道で弾薬、ミサイルも質が悪いらしい。またロシアの戦略航空機もウクライナにより撃墜されており戦術に見直しが必要という。
経済制裁もあり新しい爆撃機を生産するのも重要部品が入手できず、戦況に影響するらしい。一方のウクライナも米国の支援が遅れているので折角確保した拠点も撤退が必要になったという。
フランスのマクロン大統領はNATO軍の派兵の可能性に言及したが、米、独、英が反対声明を出した。プーチンを刺激することにより機嫌を損ねて核兵器使用、世界大戦への道を恐れているのだ。
そこのところをよく知っているのでプーチンは核兵器使用でけん制する。特にバイデン大統領は最新兵器の供与を拒む。その結果ウクライナの破壊は進んでいる。
プーチンはけん制するが核兵器をどう使用するのか。広島、長崎クラスの投下を考えているのか。どこに投下するのか。キーウはベラルーシに近く無理だろう。東部だとロシアへも影響する。ロシアの同胞も犠牲になる。
それどころか、世界からプーチンは批判され、ICCからも逮捕状が出ているので孤立し政治生命は亡くなるいのではないか。そんなことを考えるとけん制だけで実際の使用は無理だろう。そこら辺のことはいくらプーチンでもわからないはずはない。
ウクライナ侵攻を始めたのは、プーチンだ。収束もプーチンにかかっている。
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