2024年3月3日日曜日

岸田総理は今後どうなる:サプライズは統制力の欠如を表すか

政治倫理審査会で 出る出ないでもめた自民党だが、岸田総理は土曜日国会開催で112兆円の予算案を衆議院で通過させた。後は参院でもめようが憲法の規定により成立するのだ。政倫審で自ら出席を宣言し他の5人もしぶしぶ出席になった。そして予算案を土曜日審議で通過させた。

いずれもメデイアは岸田総理のサプライズという。

確か、予算案を期日内で成立させるために国会内の時計を巻き戻して審議したことがある。これには驚いた。政治は時間も変えることができるのだ。

予算案は通過したが、政治とカネの問題は一向に真実がわからず、今後の政治資金規正法改正や自民党の党運営がどうなるか。そこが一番の問題になるか。

茂木幹事長はここで一番調整すべき立場であるが森山さんが調整していた。麻生さんも岸田さんとどういう距離をとっていたのか。周りが何もしないから岸田さん自ら動いたということか。

3月17日は自民党大会だ。政治刷新本部の動き、旧安倍派をどうするか。派閥解消後の自民党の運営はどうなるか。岸田さんの思うようになるのか。それとも新しい総裁の名前が出てくるのか。

4月10日、国賓待遇での米国訪問がある。岸田さんはいきたいだろうが、花道論も出ている。支持率が20%を切った政権でバイデン政権が国賓で招待する価値があるのか。土産物は何か。恐らく5年で43兆円の国防予算で米国から兵器を買い入れること。辺野古移設が進んでいること。台湾有事での日米韓の強化などバイデン政権の評価する政策、土産はある。

6月イタリアでG7首脳会議。岸田さんが行ったとしても結果は決まっている。むしろ止める総理の発言を本気で聞くかということだろう。

6月23日通常国会会期末。政治資金規正法委改正はどうなったか。特別委員会設置でさらに追及できるか。森さんや下村さんを証人喚問する希望もある。やっぱり森さんがキーマンだろう。ただ、出席すれば何を言い出すかわからず反対する向きもある。

7月7日都知事選。小池さんが出馬するかどうかだが、自民党委は候補者を立てずらいか。小池さんが立てばそれに乗っかるだろう。

9月30日自民党総裁任期完了。岸田さんが再出馬することはないか。ポスト岸田として石破さんが出てくることも考えられるが、勉強会では15人程度の出席者、20人を確保できず、あと5人誰が名前を貸すか。

岸田政権、自民党にとっては難しい政局を迎えることになる。



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