2024年3月6日水曜日

今日の新聞を読んで(668):全国で書店が激減、支援PT設置で地域文化の拠点守る

 全国の書店の激減に対応するべく経産省が地域文化の拠点である書店の支援に乗り出す「書店振興プロジェクトチーム」を設置したという。60年前に駅前に個人書店がありそこで講談社の「現代世界百科大辞典」一冊7800円で3部冊を買ったことがあり、今も私の書棚に健在だ。

しかし、その本屋はすでに廃業している。そんな状況が今住んでいる東京大田区久が原でも見受けられるのだ。駅前にある本屋が閉店するというが近くに仮店舗を設け新築するらしい。新しい建物⒣あ1階が本屋で上の階は貸店舗らしい。廃業でなくてよかった。ほかの本屋も壁に「本」と書いてあるが廃業していた。つい最近までやっていたと思うが。

今本屋は経営が大変だ。週刊誌やちょっとした漫画、小説類はコンビニで売っているが一番の敵はAmazonの通販だろう。新聞の書評を見て注文すると早ければ翌日に入手できる便利さがある。

大きな書店に行こうとすると片道160円で駅ビルにあるが、丸善は片道320円の駅ビルにあり利用している。

しかし近くの町の書店の存在は大事だと思う。Amazonで注文していた本を日数はかかるが町の本屋さんに注文することを考えるべきなのだろう。

今持っている大百科事典も孫にやろうと持っていったら、今はスマホでなんでも検索できるし、置く場所がないと断られた。

百科事典では説明も詳しいし、関連する記事が読める。「日本沈没」を書きベストセラーになった小松左京さんも売れなかった頃は百科事典を読んだそうだ。その時の経験がベストセラーを生み出したのだ。

著名な小説を集めた○○全集もあるが今は物置だ。誰も読まないのだ。

私の今の本棚も昭和35年ごろの法律学全集を始め今まで買いあさった専門書などが本棚を陣取っているが、「一度家に入ってきた本は、なかなか出ていかない」のだ。今は量子力学に関する専門書もそろっているが、私しか利用しない。

町の文化度のバロメーターになる本屋さんの存続は重要だと私も思う。



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