2024年3月2日土曜日

政倫審から「志のある議員」がいたか

岸田総理が不祥事が発生した時の口癖は「本人が説明責任を」という。今回の政治資金パーテイー不正記述での裏金作りの審査で「志のある議員」がいたか。

岸田総理はゴタゴタして埒のあかない政治倫理委員会に風穴を開けるために自ら出席を宣言した。岸田さんは自民党の総裁だし、自らの派閥でも3000万円の裏金があり、会計責任者が責任を問われたし、総理就任で7回もパーテイーを開催し大臣規範にも反している。ここら辺が追及のポイントかと思って注目していた。 

しかし自民党内でこのような裏金作りのいきさつは知らなかったし、公立のいいパーテイーで政治資金を集めていたことも「勉強会」だと、国会審議での答弁を繰り返していた。ただ、野田さんの追及に「総裁期間中はパーテイーは開かない」ことをしぶしぶ宣言させられた。弱小派閥(?)で政治資金が集まらないと政権維持ができるのか。

自ら出席したが、岸田さんも「志のある」議員ではなかった。

一方自民党の5人の証言はどうだったのか。「幹部間で還付は行わないという話はあったが、その後のことはわからない」「現金は金庫に保管していた」「廃止方針は決めても不記載が問題にならなかった」「還付を希望する声も多かった」「全くかかわっていない」と全員が責任回避の発言だ。

二階さんも50億円という裏金の話も出ていたが「二階さんは何も知らない。私が知っている」と二階派の武田さんは発言していた。二階さんを守れというのが自民党の総意か。

全体に言えることは政治にはカネがかかる。それ担当の人間が事務所に入るはずだ。多くのカネを集め党に収める議員が役職や大臣、政務官に着く可能性が高い。辞職したた谷川さんも大臣になりたくてカネを集めたと言っていた。

だから金には最大の関心があるはずだが秘書にまかせっきりという。ノルマ達成にも興味がなかったのか。

しかし、重要なことは「志にない」議員を国会に送っていた我々国民、有権者に最大の責任がある。次回選挙では関係者51人の全員を落選させ、国会を大掃除する必要がないか。

これから政治資金規正法も改正するという。会計責任者と連座制も検討されるそうだが、30年の間に反故になる可能性が100%だ。



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