2013年4月18日木曜日

三宅島近海震度5強、宮城県沖震度5弱:日本列島は「緊急地震速報」のダブルパンチ

最新の地震活動状況 気象庁HPより

17日、日本列島は「緊急地震速報」のダブルパンチに見舞われた。三宅島近海震度5強、宮城県沖震度5弱が発生した。13日の淡路島地震を始め規模の大きい揺れが続いている。いずれの地震も巨大地震、火山噴火の連動大災害が想定されるものだ。

三宅島近海地震情報
気象庁HPより
17日、10時15分頃テレビで三宅島近海でM4.4,震度3クラスの地震が発生、大したことはないだろうと思っていたら、11時過ぎから立て続けにM3クラスが発生、ついに17時57分にM6.2,震度5強で「緊急地震速報」が流れ、強い揺れに警戒してくださいという。孫を安全な場所に連れて行き様子を見た。気象庁の地震情報では三宅村で震度5強、神津島で震度4,新島震度3,私の住んでいるところで震度1だ。

震源地は三宅島近海、北緯34.1度、東経139.4度、深さは20kmで規模はM6.2と言う。

20時過ぎまでに28回も揺れている。NHKニュースでの被災地の住民との電話インタビューで「自分たちの2回の経験からすると余震が続くと噴火する」と警戒を強めている。貴重な情報だ。


名大大学院環境研究科
日本列島陸域における誘発地震活動
2011.3.11
名大大学院環境研究科の「日本列島陸域における誘発地震活動(2011.3.11)」によると、東北地方太平洋沖地震の発生直後、日本列島の陸域で誘発されたと思われる地震活動が活発化しており、M6以上の地震が発生しているところもあるという。

誘発地震の場所として、伊豆大島―新島―神津島が上げられている。そういえば小笠原近海、鳥島近海から神津島、三宅島と震源域が上がってきているようだ。

更に、この近海は三原山噴火、三宅島噴火、大島噴火、南海トラフ巨大地震から富士山噴火の大連動災害が危惧され警戒が必要な地域なのだ。


緊急地震速報 宮城県沖
NHKニュースウォッチ9
2013.4.17
17日のテレビニュースは、三宅島近海地震での被害状況と今後の展開が語られていたが、NHKニュースウォッチ9で三宅島地震のニュースを流している時に、また「緊急地震速報」が流れ、今度は宮城県沖で強い揺れに警戒せよと言う。21時03分頃だ。2分後ぐらいにテレビが揺れたのを感じた。

これまた早速気象庁の地震情報を開いた。石巻市で震度5弱、気仙沼で震度4,宮城県を中心に広範囲に揺れていた。震源域は宮城県沖、北緯38.5度、東経141.6度、深さは60kmで規模はM5.8と言う。

地震情報 宮城県沖
気象庁HPより
宮城県沖地震は、M7.5~8.0、20年以内の発生率81%、30年以内では98%(地震調査委員会)で何時起きても不思議ではない地震なのだが、まだ発生していないようだ。3.11東北地方太平洋沖地震が当初宮城県沖地震と思われたが、震源域の距離から、そうでない事が分かった。

アウターライズ地震とともに警戒が必要だ。

ところが、地震情報から南西諸島も揺れていることが分かる。トカラ列島近海M3.3,宮古島M3.3,奄美大島M3.5,与那国島近海M4.2,石垣島北西沖M5.7だ。南西諸島海溝付近も気をつけなければならないのか。

地震情報(各地の震度に関する情報)
2013.4.17
気象庁HPより
緊急地震速報が流れる度に、気象庁の地震情報を見て、日本列島の揺れを見ておくのも防災の一つではなかろうか。そのうちにあの箇所は揺れの頻度が上がってきたと感じるところも出てくるのではないか。

0 件のコメント: