2013年4月3日水曜日

人事官、検査官人事否決:「ねじれ国会」の功名? 政府の「いい加減さ」露呈

参院で、人事官、検査官の同意人事が否決された。「ねじれ国会」の功名なのか、政府、与党の「いい加減さ」を露呈させた。2人の女性大学教授の起用にあたって不同意の理由に所信聴取で「度々の答弁に詰まった」とか、「素人なので」発言が挙げられている。

その程度の人間を人事官や検査官に推した政府、衆院で賛成した議員連中の「いい加減さ」を問題にすべきではないか。

そして、その程度の能力にもかかわらず就任しようとした2人の大学教授にも責任がある。人事官、検査官の仕事を甘く見ていたのではないか。会計検査院の無駄使い洗い出しでの結果に不満を持つメディアが、「自分の給料分ぐらいは摘出しろ」と言ったことがある。検査官が十分に仕事をしているとは思っていない。

民主党政権の時の復興予算の用途外使用を指摘したオンブズマンが、この予算では相当な知識をもってしても悪用を摘出するのは難しいとコメントしていたのを思い出す。

「この種の人事を民間人に委託するのは難しくなった。官僚しか候補者がいなくなる」という政府関係者の発言にも抵抗を感じる。

しかし、「ねじれ国会」も良いのじゃないか。

与党、自民党は「ねじれ国会」解消に向けて参院選での圧倒的勝利を確保しようとしている。政党支持率が40%と異常に高い支持率を確保している自民党にとっては、当然の動きだろうが、「ねじれ国会」も問題点を国民に示すには絶好のシステムだ。

何でもそうだが、多数決で決まる政策にどれほどいい政策があるのか。反対グループがいるからこそ政策の問題点がはっきりしてくるのだ。

皆が賛成だと、官僚の良いようにされて終わりだ。

それは今までの政治で分かっていることだ。民主党政権、民主党は党内もまとまらない政党と言われてきたが、党内で反対派が声を大きくしたために、消費税増税など問題点がはっきりしてきたのではないか。

「ねじれ国会」は、国民が選んだ政治システムだ。

安倍総理の政策を進める手腕が評価されている菅官房長官だが、しっかりしろといいたい。

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