2014年2月4日火曜日

東京都知事選候補者:どうしてDr.中松さんが評価されないのか

選挙ポスターで公約訴える
東京・大田区久が原 大森七中前
2014.2.24
東京都知事選候補者の主な候補者には入っているが、宇都宮さん、田母神さん、舛添さん、細川さんに比べて、Dr.中松さんはどうして評価されていないのか。公約を見ても他の候補者と比べ、違いが分かる内容ではあるのだが。

東京都の行政は、誰が知事になろうとそんなに大きくは違わない。一般会計、特別会計、特別法人など入れると13兆円という大きな財政規模だ。当然に副知事以下官僚の能力は高いはずだ。

石原元知事などは週に2日しか登庁していないのが分かって批判されたことがある。副知事や特別秘書に行政を任せていた事になるらしい。それを知った故・黒川記章さんがいつかの都知事選に立候補して、私は無給で毎日登庁すると公約に挙げたほどだ。

だからやり方によっては、高齢など問題ではないのだ。

主要候補者の中には入っていそうだが、あまりテレビでは拝見しないDr.中松さんの公約をよく読むと他の候補者との違いがあるのだ。

にもかかわらず、あまりニュースにならないのは、高齢で発明家として名を轟かしてはいるが(?)、奇人変人として知事には向かないという先入観があるのだろう。

確かに先の都知事選では、北朝鮮からミサイルが撃ち込まれたら、私の発明でUターンさせ北朝鮮に打ち落とすと言っていたのを覚えている。ばかげたことを言っていたので信用がないのだろう。

でも今回は違っている。意外に良いことを言っている。

自らの発想力を強調しているのは当然だろう。でも頭の堅い役人に認められるかどうかは定かでない。

都市作りも暮らしやすいコミュニテイー、災害に強い都市、世界一安全、安心な都市作りを各候補者は提案している。Dr.中松さんは世界一スマートシテイーを目指すという。今いろんなイベントで、先端技術を活用したスマート・ハウス、スマートコミュニテイー、スマートシテイーの構築が提案されている。

面白いと思うが、便利になる一方で低所得者、年金生活者などには気が重い技術群なのだ。

原発問題では、宇都宮さん、細川さんが「直ぐゼロにする」だが、舛添さんは「少しずつ減らしてゼロにする」、田母神さんは「事故前の水準に戻す再稼働」だ。一方、Dr.中松さんは、原発は19世紀の技術、21世紀は自分がやっているパワー・グリット・エナジーストアで東京を世界一スマートシテイーにするという。

太陽のないとき、風の無いときには使えない技術はダメだという。自然エネルギーへの問題点なのだ。

東京オリンピックでは、舛添さんは「史上最高のオリンピック、パラリンピック」にすると言う。いくらのカネを使うつもりなのか。宇都宮さんは自然、環境を破壊することは見直すと言うし、細川さんも被災者も喜べるイベントにしたいという。

Dr.中松さんは、新国立競技場の設計見直し、建設費を削減し減税すると言う。

一度提案しそれに基づいて2020年の招致に成功したのだから、設計見直しや東北地方でのイベント開催は無理だろうとオリンピック関係者は言う。

でも、新国立競技場のヘルメットのような形状には驚くし、8万人収容の巨大な施設を今後どう維持管理するのか。すでに一部設計変更をされているようだ。周辺の街の景観の変容にも許しがたいものがあるし、葛西臨海公園の野鳥保護区をカヌーの競技場にするなんてばかげた計画だ。

Dr.中松さんが知事になってクレームをつけることも意味があるのではないか。兎に角、オリンピック貴族の横暴はごめんなのだ。あんな招致運動、華やかな開催がオリンピック憲章にのっとっているとはとても思えない。

そして、Dr.中松さんだけの公約だが、消費税が上がるのだから都税を減額し生活を守るという。

でも誰も評価しないのはどうしてなのか。と言うよりも見向きもされない状況なのか。

先に高齢は関係ないと言ったが、Dr.中松さんが70歳ぐらいだったら1票入れたかもしれない。


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