2014年2月3日月曜日

東京都知事選:安倍政権が目論む「脱原発」外し、そして今「打倒小泉」?

東京都知事選に対する安倍政権は目障りな「脱原発」はずしに成功し、今度は目の上のタンコブになってきた「小泉さん叩き」の様相になったが、これが本当に地方政治を争う選挙の姿なのか。終盤になり舛添さん応援に安倍総理が出て来た。自民党は舛添候補を支持するが当初は安倍総理が出ることに躊躇していたが、ここに来て勝てること(?)が分かったために山口代表と街宣車の上でスリー・ショットになった。

選挙選当初は、「脱原発か否か」が戦線を二分する勢いであったが、今は「脱原発」を積極的に訴えているのは細川―小泉陣営だけだ。

「脱原発は地方政治にはなじまない」とか「脱原発を言うなら具体的代替案を示せ」とか「脱原発へのプロセスを明確にしろ」と都知事選から「脱原発」封じの論調がメデイアに横行し、テレビの情報番組でも脱原発を発言するコメンテーターは皆無となった。

メデイアの報じる都知事選予想も相変わらず舛添リードだ。だから安倍総理がわざわざ出てくる必要は無いと思うのだが、「勝てると思ってか」出て来た。

でも様子は違うのだ。安倍政権の暴走にストップをかけようとする小泉さんの息の根を止めようとしているのだ。だから舛添さんがリードするだけではダメで、圧倒的な差をつける必要があるのだ。

大差で舛添さんを当選させるのが官邸の狙いではないのか。

そういう動きを察知してか、著名人、有名人の多くが細川支持を訴えだした。瀬戸内寂聴さんは「76歳はまだ若い」という。

NHKの政見放送を聞いてみた。3日は舛添さん、細川さんが揃って出る。

舛添さんは、いろんな政策を訴えた後、原発については原発依存を減らしていかなければならないが、安全が確保されることが第一だ。東京も消費が大きいので自分たちが何が出来るか考えなければならない。自然エネルギー、再生エネルギーの比率も6%から20%へ努力するという。

細川さんは放送時間のほとんどを使って脱原発を訴えていた。今、政権が目指そうとしている方向に心配だ。成長を目指し原発を再稼働させることに危機感が募る。小泉さんと意を決して出馬した。原発はリスクも高く国の存亡にも係わる。原発は安全、クリーンではなく、核の捨て場もないことが3.11で決定的になった。原発がなければ成り立たないと言うが、今原発は全て止まっている。天文学的カネがかかりコストは割に合わない。自然エネルギーに変えていくべきだ。

細川さんの発言は大体以上の内容だった。何時録画された内容か知らないが、徹底して脱原発を訴えていた。

「脱原発は、我々国民の良心なのだ」と、何故言わないのか。

メデイアも含めた政権の「脱原発はずし」、自民党政権の目論む「打倒小泉」に東京都民がどう判定を下すか。東京都知事選は首都とはいえ地方選挙だと言いながら安倍政権への批判も含めた国政選挙並みの戦いなのだ。

だから最後は、舛添vs(細川+宇都宮)の得票に注目なのだ。接戦を期待するが、大差が付くとブレーキ・ザ・安倍政権に危険信号がつくのだ。



0 件のコメント: