朝日新聞 2020.2.13 |
米大統領選に向けての民主党候補者選びが面白くなってきた。2戦目のニューハンプシャー州での予備選の結果はトップ争いはサンダースさん25.9%、ブダジェッジさん24.4%、以下クロプシャーさん19.8%、ウォーレンさん9.3%、バイデンさん8.4%と続き、当初優位だったバイデン前副大統領は辞退しかない結果だ。
しかし、期待したいのは3月3日のスーパーチュースディーから参戦するというブルームバーグ前NY市長ではないか。77歳という年齢はトップを走るサンダースの78歳に次ぐ高齢で気になるところではあるが、急進左派、社会主義者とも言われているサンダースさんと違って穏健派らしい。NY市長としての経験もあるがブダジエッッジさんも市長経験者だ。
今回の民主党予備選で分かってきたことは、まず「打倒トランプ大統領」だ。サンダースさんは「トランプの終わりの始まり」「もっとも危険な大統領を倒す」という。
政策よりトランプに勝つことが重要なのだ。
中道といわれるブダジエッジさんは全米に向けこの勢いをつなげたいらしい。若者が支持しているようだが「古い政治」から「新しい政治」へ世代交代を訴えている。
サンダースさんも若者の支持を得ている。教育の無償化、学資ローンの改善など若者には受けるが問題は財源らしい。あまりにも急激な改革が「社会主義者」と批判されている。
私に選挙権はないが、トランプ大統領を引っ込めにはブルームバーグさんが適任ではないか。トランプ大統領の「保護主義」「アメリカ第一」は国内で虐げられていた白人層の支持が大きかったが、国際舞台では協調路線を崩し政治、経済に混乱を招いている。
しかし、今はまだ米国内経済も好調のように見えるので大統領選ではトランプさんも支持を得るだろうが、若者層がどう動くか、注目だ。
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