共産党選挙ポスター 東京大田区久が原にて 2016.6.27 |
安倍自民党は街頭演説でも民進党、共産党の協調を極度に批判し民共は野合だという。その批判の裏には真実を訴える共産党の強さを警戒しているのだ。
自民、共産の政党の強さはどこにあるのか、支持力の違いはどこにあるのか。
自民党は下野した時でも政党支持率は30%を確保していた。それぞれの議員が政党支部を守り、日常活動をこまめにやっているのだ。地盤、看板、カネも多額の政党交付金を蓄財し受け継いでいる。舛添さんの「政治とカネ」のスキャンダルでも政治資金の受け継ぎでは疑惑が出ていた。
一方、共産党も日常の地域活動は熱心だ。組織力もしっかりしている。政党の指導者も自民党とは違って高学歴で弁護士などの資格を持って活動している。
今問題になっている「政治とカネ」でも共産党は政党交付金を断っている唯一政党だ。ザル法を改正できるのは共産党政権しかない。
でもどうして支持が広まらないのか。今は徐々に増えているが議席数が増えないのが物足りない。共産党に投票することは死票と同じだが、議席数、獲得票数が伸びていることを示すことは意味があるのだ。
今回の参院選での共産党の公約だ。
安保法廃止、野党共闘で安倍内閣打倒、新しい政治を目指すという。
立憲民主の回復、格差を正す、TPP反対、原発ゼロ、米軍新基地押しつけ中止、災害から国民を守る、消費税廃止、共産党の掲げる政策は国民の民意だが憲法改正反対が見つからなかった。
憲法9条と自衛隊の関係は革新政党にとっては一番の問題で、社会党が政権に就き総理を出した時、「憲法9条と自衛隊」の問題で従来の見解を変えた。
その結果、社会党は衰退の道を歩んでいる。党是を変えると支持が去って行くのだ。
共産党が訴える国民連合政府とはどんな内容なのか。シャドウキャビネットで示せ。
まだ共産党アレルギーは強い。極左政党のイメージがついて回る。思いだしてみよう。民主党時代の菅内閣で官房長官をやった人(名前を思い出せない。徳島選挙区だが今は引退)が自衛隊を「破壊装置」と国会で発言したことがある。民主党でも社会党系の議員だった。
私が住んでいた地方都市の市長選で、市民運動から新しい市長候補が出馬したが、共産党と政策協定をしたと言うことで自民党大物議員が潰しにかかり下馬評では当選が堅かったが落選したことがある。
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