舛添知事のスキャンダルは都議会vs舛添知事の構図になり、政治評論家の間では裏取引で収拾の動きが見られると言うが、共産党は百条委員会設置で追求を続けるという。
確かにテレビニュースで見ると自民党議員は「身を切れ」「出処進退を」と追求すると早速知事側は「報酬の50%カット」の条例案を議会に提出するという。来年には都議会議員選挙を控え、ウヤムヤにすると自分たちの責任が問われる結果になる事はわかりきっているので、裏取引している可能性は高い。
今まで、どんな質問をしようと舛添さんは弁護士が作製したペーパーの棒読みによるオウム返しの答弁で、政治家として自分の言葉で答弁している姿勢は見られない。
そこは、質問の度に答弁に違いが出てくると収支報告書記載の疑惑が深まり「法違反」の可能性も出てくることを避けたいのだ。
6月15日の閉会まで持てば、ひとまずは安泰、辞職を回避できるとみていても不思議ではない。9月の都議会開会までには嵐も収まるだろうとみているか。
この3ヶ月間の間に東京都に何か大きい問題、東京オリンピック関係で大きな問題が発生し舛添さんの手腕(?)が発揮出来れば「政治とカネ」のスキャンダルの嵐が過ぎるかもしれない。
一方、百条委員会を設置して更に追求するとなるとどの疑惑に焦点を合わせるかだ。
「政治とカネ」の問題はほとんどが参議院議員の時の疑惑で都議会が追求するには無理筋な面もあるが、「都知事としての資質」を問題にするのであれば妥当だと思う。
そして知事候補になるきっかけになった木更津のホテルでの「会議費」「宿泊代」の問題がポイントになる。
舛添さんの説明と第三者との説明では食い違いが出ている。その第三者の弁護士も当事者に聞き取りせずに状況証拠だけで「違法ではないが不適切」にしたようで、調査の不備が指摘されている。
第三者も舛添さんに「誰だ」と聞いたはずだが、舛添さんは「政治の機微に触れるので差し控える」と応えたとすれば第三者はどうしようもなかったのではないか。「会議をやったと言えば信ずるしかない」のだ。
家族で正月旅行をしていたとき、夕食時に家族で「お父さんが知事選に出馬するのをどう思うか」「その時に公約はどうするか」を話し合ったが、事務所関係者らも参加していたと言うことなのか。
しかし、その後、事務所関係者ではなく出版社の社長ということになった。
その社長の「名前は」と聞いても答えなし。舛添さんがピンチなのだから相手側も名乗りを上げても良いものと思うが、実在しないとみるのが相当か。
テレビの情報番組では領収書に明細書がついているので開示しろと言うが、舛添さんは記憶がないと言う。
百条委員会でこの辺を徹底的に追求すれば虚偽記載の疑いが出てくる。「法に違反する」のだ。こうなると第三者の弁護士も形無しだ。
取り敢えずは今日からの総務委員会の審議に注目だ。百条委員会設置が決まった時に舛添さんが「辞任表明」する。このストーリーが1番あっていないか。
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