2008年から2016年4月までの相模湾を震源とする地震を TENKI.JPの地震情報にプロットしてみた 赤線は相模トラフ ×印は震源 ピンク枠が関東大震災震源域 2016.6.5作製 |
テレビ東京を見ていたら午後2時前に熊本での地震発生を知らせる表示が出た。相変わらず余震が続いているのだ。ところが少し過ぎて「相模 10km」とという地震情報が見えて直ぐに消えた。
「スワッ 相模湾で地震か」と思い気象庁の地震情報を開いてみたが、先ほどの熊本での地震以外は見当たらなかった。間違いなく「相模」と見えたのでテレビ局の間違いだったのだろう。
相模湾と言えば相模トラフの海溝型地震と内陸での直下型地震だ。1923年にはM7.9の関東大震災、30年以内の発生確率は最大で2%、1703年にはM8.2の元禄関東地震、最大確率は0%が有名だ。
でも、最近は地震調査委員会がM8クラスが30年以内に最大5%と発表した。何時おきても不思議ではないと思われるが、その前に首都直下地震の発生が危惧されている。これも何時起きても不思議ではないとのだ。
その都心南部直下地震M7.3の震源域が私の住んでいる大田区から品川区にかけての断層にあるらしい。今までは首都直下地震は東京湾北部などチョット離れたところだったが、新しく検討した結果都内で大きな被害が出る可能性が出て来て首都直下型地震の19タイプの1つになった。
「何故、大田区が震源か」と不審に思っていたが、関東大震災の震源域を見ていたら、広域でしかも本震M7.9以外にM7以上の余震が6回発生し、そのうちで1番最初の余震M7.2が羽田沖付近なのだ。
名大の竹村先生は「本震は一級、余震は超一級だった」と表現した(朝日新聞2013.9.1)。最近では熊本地震ではM7クラスが2回発生し驚いているが、それどころではなかったのだ。
そこで、最近の相模湾地震の2008年7月25日から2016年4月15日までの発生状況をtenki.jpで調べてプロットしてみた。
最大でマグニチュード4程度、相模湾内での発生例が多い。関東大震災の本震M7.9は内陸の小田原で小田原城の石垣が崩れたという報告がある。住宅の全壊率から震度7とみられている。
巨大地震の順番は首都直下地震→南海地震→関東大震災クラスということになるのか。
間違ったテレビ東京の地震情報で改めて相模湾地震を調べてみた。
関東大震災の震源域 朝日新聞(2013.9.1)の「関東大震災を知る」より |
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