BBC NEWSJAPAN 2017.9.4 |
北朝鮮は白頭山噴火を誘発する危険のある豊渓里での核実験を止めよ。核実験とミサイル発射で対米交渉を有利に導こうとしているが、国連安保理の警告にもかかわらず、エスカレートするばかりで核実験の規模はトンネル崩壊を生じる程大きくなってきた。
北朝鮮の白頭山は聖地と言われ北にとっては神聖な場所だが、活火山で専門家の間では噴火の危険が指摘されている。
白頭山は核実験場の豊渓里から120km程離れているが実験規模が大きくなると深刻な影響が出る。
テレビニュースで今回の実験の結果、中朝国境の中国側では大きな揺れが来てアパートの壁にひびが入ったという。M6.3級だったそうだ。
白頭山が噴火すると北朝鮮自身が甚大な影響を受けるが、日本だって影響は大きい。偏西風に乗って降灰が東北、北海道に飛んでくるのだ。その形跡もあるのだ。
北朝鮮にも記録があまりないらしいが946,947年に大噴火したという(「歴史に中の大地動乱」 奈良、平安の地震と天皇 保立道久 岩波新書2012.8)。
それによると今の自然災害は9世紀に似ていると専門家が指摘している。そのもっと足るものが869年の貞観地震の再来襲で2011年の東北地方太平洋沖地震だ。
主な災害を拾ってみると864年富士噴火、867年阿蘇山噴火、878年南関東地震、887年南海、東海連動地震そして10世紀に入って915年十和田湖大噴火、946/947年白頭山の大噴火だ。
我が国ではこれらの災害の危険が叫ばれている。白頭山の大噴火もその1つなのだ。
専門家は更なる核実験、ミサイルの発射を警告している。政の節目節目にやってしまうのだ。常に騒いで存在感を示さなければならない哀れな小国に警告だ。核実験は止めよ。
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2017.5.4掲載
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