2017年9月6日水曜日

小池都知事、都民ファへの風当たり、「追い風」から「向かい風」に?

小池都知事、都民ファーストの会に対する風向きが追い風(順風)から向かい風(逆風)に変わりつつあるのではないか。「小池一強」が都議会で小池都政をチェックする機能を果たしていないのではないか、ヨイショ発言が目立つというのだ。

都民ファーストの会は「議員経験無し」25人、他党からの移籍などで「議員経験有り」30人で純粋都民ファーストの会関係者は半分以下で第一党としての議会運営が心配されているのは当然だ。

小池知事をヨイショする発言が多く、また自由にモノを言える雰囲気が会にはないことが新聞で報道されている。与党の公明党まで疑問を呈しているのだから公明党も行く行くは離れていくのではないか。

他党からの移籍組も理念の違いがはっきりしてくれば距離を置きだし行く行くは又離党ではないか。この人達は議員として自分が生き残れるかどうかが判断基準なので裏切り行為などどうとも思っていないのだ。

確かに、今までの小池さんは東京オリンピック、豊洲問題では石原元知事を攻撃していた。東京オリンピックでは施設問題、予算などの問題を国民にさらけ出した。豊洲問題でも土壌汚染、地下水汚染で「食の安全」に切り込んだ。

「政治とカネ」、税金の無駄遣いは舛添元知事が攻撃された。みみっちいカネの使い方、それでいて贅沢な外遊に国民は驚いたモノだ。

都知事選で掲げた「東京大改革」は自民党都連、ドンこと内田議員への批判だったが、都議会議員選挙で自民党議員は議席を減らし内田さんは立候補を止めた。

これから議会改革に手を付けるはずだったが、小池知事にヨイショではチェック機能を果たせていない。

そうでありながら、メデイアは国政への進出を囃し立てる。

「都民ファーストの会」では地方政党色が強いとみたのか、若狭さんは「日本ファーストの会」、勉強会も設立し新党結成の動きを見せている。小池さんも応援すると言うらしいが代表(?)のネームバリュームが全国で通用するのか。
民進党を離党した細野さんなどが合流する噂もあるが、取り敢えずは国会議員5人で発足したいらしい。

しかしどうなのか。当初は時間不足で十分政策や理念を詰めることが出来ず、5人で新党結成したとしても1年持つかどうか。既成政党で要職にあった人間と新しい会でこれからどうするかと考えている人間で理念、政策への同意が得られるのか。

それに政治資金の問題も絡み、離脱していくのではないか。政党を渡り歩く議員は自分の生き残りをかけることが判断基準だ。仲間を裏切ることなど何とも思っていない。


こんなことを考えると、小池知事、都民ファーストの会に当たる風は、一時の追い風(順風)から向かい風(逆風)に移っているのではないか。

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