2021年2月27日土曜日

知事の存在感を示す丸山・島根県知事:聖火リレー中止は正論だ

 

島根県知事の丸山さんの聖火リレー中止検討発言が、安全対策が不安なままでのオリンピック開催を後に控えての聖火リレー中止検討だから当然の話ではないか。何も言わない他の県知事に比べて存在感がある。 

丸山知事が中止検討を公言した後で、島根県選出の衆議院議員竹下さんが「呼んで注意する」と発言したことが新聞に載った。 

丸山さんに言わせると島根県は7200万円を聖火リレーで予算化しているらしい。オリンピック開催で余り恩恵を受けない島根県にしてみれば大きな金額だ。しかも新型コロナウィルス対策では新感染者数がゼロだったりプラス1人のときが多い。それなりの対策に大きな出資もしているのだ。 

だからIOC,組織委員会、東京都、政府のように安易に開催に前のめり姿勢が頭にくるのだ。 

丸山さんは25日に上京して関係者に説明した。数箇所回って新型コロナ対策を訴えるシーンがテレビで流れた。文句を言われた竹下さんにも会ったらしいが会談内容は非公開だ。丸山さんが出馬した県知事選に自民党は別の候補者を立てて敗れた遺恨がある。関係が良いはずがない。 

記者会見は90分もやったそうだ。メデイアは「これぞ ザ・記者会見」と絶賛する。会見を嫌う菅総理への当てこすりだろう。自分の考えに自信がある丸山さんは、どんな質問にもびくともしない。司会者が「この辺で」と言っても手を挙げる記者がいる限り答えたのだ。 

その中で「小池さんに直接言わないのか」と聞かれたとき、「私は知事会に出ているが、小池さんは最近5回ほど出ていない」と言う。あの小池さんのことだ。自分がPRできるときは出るが、そうでないときはサボるのだろう。 

竹下さんも国の方が上と見ているのだろうが、朝日新聞(2021.2.27)天声人語では「2000年の地方分権一括法で「政府と自治体は対等」」と言う関係になったそうだ。竹下さんは何か間違っている。 

そう言えば丸山さんは総務官僚から県知事に転進したらしい。みっともない総務官僚が目立つ中で丸山さんの存在は大きくないか。

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2021.2.19掲載

今日の新聞を読んで(439):よく言った島根県知事、「聖火リレー」中止発言yamotojapan.blogspot.com/2021/02/blog-post_22.html



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