中西経団連会長が「日本の本音がパッと出たか」とコメントした森・組織委員会会長の女性蔑視発言が世界中で批判を起こしている。日本の政界、オリンピック関係者は火消しに躍起だが一度出てきた男女平等を軽視する発言は海外では収まらない。
時あたかもコロナウィルス感染拡大が止まらず、政治経済で大きな問題を抱えている国際社会で「憂さ晴らし」の餌食になっているのではないか。
森さんは今までも失言、暴言が多く、その時その時で批判されていたし、総理の座を退いたこともある人材だ。どうしてその様な人材をオリンピックと言う国際競技大会の組織委員会の責任者にしたのか。
そもそも、人選が間違っていたのではないか。スポーツ団体に顔が効き、経済界にも顔が効き、総理経験者として政界にも顔が効く。一番の適任者と当初は考えたのではないか。
その森さんの発言だ。全体の文脈を知らないので正確なことは言えないが、ラグビー協会の経験から「女性を理事会に入れると時間がかかる」と言ったのか、「女性を重用しない方がいい」とまで言ったのかによって影響は違ってくる。後者であれば絶対に言ってはいけないことだ。前者でも取り方により違ってくる。
森さんの今までの失言を見ると、「そうか」と理解できる内容もある。森さんはサービス精神が旺盛でテーマごとに「受け」を狙った発言もしているのだ。
二階・自民党幹事長が森発言ではなく、ボランテイアに辞退者が出てきていることに関して、「落ち着いて考えればまた、考えが変わってくる」と言い、「やめたいというのであればまた、新たに募集すればいい」と言ったそうだ。その通りかもしれないが、オリンピックを成功させようとボランテイアに応募した国民の行為を踏みにじっている発言だ。
8万人のボランテイアの中で今までに400人が辞退し、抗議の電話が多数組織委員会、都庁に寄せられているという
組織委員会は、臨時会合を開き森発言にどう対応するか検討するらしい。森さんの辞意を翻意させた上に今度は何をするのか。
森さん、二階さんと言う「老害のゴミ」(?)を掃き捨てるのも大変なのだ。一国のリーダーである菅総理だって何もできないのだ(やろうという意思があればできるのだが)。
自民党は世代交代を狙い、長老である中曽根さん、宮沢さんをやめさせようとした小泉元総理は自分も総理を辞める覚悟で2人の首に鈴をつけたのだ。菅総理に森さん、二階さんの首に鈴をつける勇気があるか.
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